「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(高麗青磁コンビの巻)
毎日暑い日が続きますね。京都も連日35℃前後の日が続いていますが、関東の方では40℃を超える地域があるとかで、6月にしてこの暑さはきついですね。7月、8月にもなれば、少しは体の方が暑さに慣れてくるのですが、この時期はまだそこまで暑さに体が慣れていませんのでね。気を付けましょう。
さらに全国各地で梅雨明けする地域が出て来ていますが、6月中の梅雨明けというのは記憶にないですね。空梅雨で夏場の水不足が心配になりますね。
そんな中ではありますが、昨日もお弁当(だし巻きとミニ穴子弁当)とお惣菜をいただきましたので、いつものようにもらいものを肴に晩酌しました。
高麗青磁の盃は直しから戻って来たものです。元々は銀継ぎだったか古い直しがあったのを金継ぎにしてもらいました。おかげで随分と感じがよくなりました。口径が7cm弱、高さが6cm強といったサイズで酒杯として最適なサイズです。高麗青磁の盃でこのサイズというのは、最近なかなか見つからないですね。
高麗青磁の徳利は、以前にも1度こちらでご紹介しています。青磁釉の色はまあそこそこですが、ベタ底で丸みのある肩を持つ、ころりんとした愛らしいスタイルの徳利です。1合半を少し超える程度の容量で、独酌にピッタリのサイズです。口縁の4箇所の欠けに銀継ぎが施されていますが、キズ自体も小さく銀の色も目立たないので、あまり気にはなりません。高麗青磁の徳利も、独酌で使える物はさらに少なくなりましたね。
お料理の方は、お弁当の後方、揚げ出し豆腐は李朝初期の堅手茶碗に、あかもくは李朝末期の染付小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜は肴だけでなく、お酒の方も頂き物をいただきました。千葉県の寺田本家の木桶仕込という純米酒でした。初めていただきましたが、米こうじの風味の強いお酒という印象でした。アルコール度数が20度となっていますので、日本酒としてはアルコール度数の高いお酒ですね。