「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(久々のトゥブキムチにマッコリの巻)
寒くなりましたね。今日は日中の最高気温が10℃を超えるようですが、ここ数日は最高気温が一桁の日が続いてました。京都市内は今のところ雪は降ってないからまだいいですけどね。
先々週にソウルに行った時も、その前週には大雪が降ったんで心配してましたが、私が行った時にはもうどこにも雪は残っていませんでしたし、日中の気温がマイナスになることもありませんでした。結局向こうでは雨にも降られませんでしたので、本当に天候には恵まれてました。ただ韓国ではまだ政治的混乱が続いており、そこが心配なんですけどね。
そのソウルで買って来たキムチなんですが、そろそろ味に酸味が出て来て賞味期限も近づいて来ましたので、昨夜は久しぶりにトゥブキムチ(豆腐キムチ)を作って、マッコリで一杯やりました。トゥブキムチ(豆腐キムチ)の時は豆腐は木綿豆腐でなければならないのですが、実はその前日に間違って絹ごし豆腐を買ってしまっていたので、昨日また改めてスーパーで木綿豆腐を買って来ました。絹ごし豆腐は今夜お鍋にして食べようと思ってます(笑)。そんな訳で、ソウルの報告は1回お休みです。
今回盃には三島の小鉢を使いました。マッコリはアルコール度数が6%ぐらいでビールより少しだけ高い程度なので、日本酒のようにお猪口サイズの器で飲むものではありません。なのでお湯飲みや蕎麦猪口サイズかそれより少し大きいぐらいのものでやるのがいいですね。胴部にはシンプルな縄簾紋のみが施され、見込みには象嵌で輪線が2重に施されています。おかずを盛る器としても使えますし、日本酒をコップ酒で飲みたいときにも使えて大変重宝します。高台に欠けが1箇所ありますが、がたつきはありません。
アジのよい片口はこちらでも何度かご紹介しています。マッコリの時は大徳利では無く、大体片口を使っています。今店の方に片口を4点出しております。こんな風にトゥブキムチ(豆腐キムチ)などでマッコリをやる時に必要ですので、この一点だけは自宅にキープしております(笑)。とにかくアジがいいというかアジ付き過ぎの片口です。これだけのシミだと油染みではないかということが心配されますが、油臭は一切ありません。注口の付け根の周りに鉄砂が掛けられているのが希少でありこの片口の魅力ですね。
トゥブキムチ(豆腐キムチ)は堅手の大皿に、ナムルは李朝初期白磁の小鉢にそれぞれ盛り付けております。
昨夜の晩酌(1年ぶり鶏すき焼きの巻)
2日前でしたか、ソウルで大雪が降りましたね。自動車の事故もあったようですし航空便にも影響があったようですね。ソウルは冬場に雪が多いということもないですが、降り積もると大変です。先に述べた車の事故や渋滞といったこともありますし、ソウルって結構坂道の多い町ですので、道歩くのも大変です。メッチャ滑ります。雪景色の様子などがTVやSNSなどで見かけますが、実際に現地で生活してると大変でした。
大変といえば、能登の方でまた地震が頻発してますね。ご心配でしょうね。元旦の地震からもう11か月が過ぎようとしていますが、復興が進んでる様子が見えないですからね。もうすぐ1年になります。何とかならないもんでしょうかね。
昨夜はすき焼き用のかしわ(鶏肉)をいただきましたので、飲みとなりました。去年も同じころにこのかしわをいただいて鶏すき焼きで一杯やったんですね。むね肉・もも肉・肝・ミンチとありまして白ネギも付いていました。鶏ミンチはつくねにしてからすき焼き鍋に投入しました。スーパーに半丁の焼き豆腐があれば買って帰って足そうと思ったんですが、残念ながら普通サイズ(一丁)しかありませんでしたので、家にあった玉ねぎを足して作ってみました(写真10名目・11枚目参照)。
酒器の方ですが、深い貫入が魅力の盃は李朝後期から末期の民窯の作でしょう。また測るのを忘れてしまったんですが、口径が6㎝から6.5cmの間ぐらいだったと思います。写真では分かり難いかもしれませんが、底部に近い胴部に赤みが出て来ています。見込みの方にも少し赤みが出てはいるのですが、こちらの方はまだ薄いです。もっと使い込んでいけば、より赤味が増していくとは思うのですが、残念ながらもうそこまで頑張って育てるだけの体力がありません(笑)。これはまだ入手して10年にはならないと思います。ソウルの踏十里だったと思います。過去にもご紹介したことのある盃です。
初期堅手の徳利もこちらで何度もご紹介しています。青みがかった釉薬がきれいです。高台近くの胴部にはこの青い釉薬の釉溜りが見られ、景色となっています。サイズもよく、容量はちょうど一合入ります。昔だったらこのサイズで飲むと3回ぐらいおかわりしなくてはならなくなるので、めんどくさいと思い使わなかったのですが、今はこれぐらいが私にとってのベストサイズになりました(笑)。口部に極小のホツの銀継ぎが1か所あります。
最後の写真は締めの鶏の出汁で作ったラーメンです。鶏ミンチをつくねにした際の煮汁を使ったものです。煮汁に塩を少しだけ加えて味を調え、インスタントラーメンの乾麺を投入して3分煮ただけです。これが鶏の出汁がよく出ていてびっくりするぐらい旨かったんですよね(笑)。スープの色もいい感じでしょ(笑)。ひらめきの勝利でしたね(笑)。
王将の丼鉢は50周年の時の記念品で、当時ポイントを貯めてもらった物でした(笑)。
昨夜の晩酌(今季初蟹の巻)
既にお知らせ欄やTOPページにて掲示させていただいておりますが、11月1日付の記事「もう11月です2024」で古裂會第139回オークション下見会の開催日を11月12日(火)・13日(水)であるところを、誤って11月15日(金)・16日(土)と記載しておりました。ご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。再度お詫び申し上げます。
単なる記入のミスという訳ではなく、私自身がその開催日だと思い込んでいました。多分前回の開催日は金曜日と土曜日だったことが頭に残っていて、勝手にその日だと思い込んでしまったのかと思います。来月以降の月初めの記事を作成する際には十分に注意を払うようにいたします。
昨日はカニをいただきましたので、また飲みとなりました。産地とかは何処のものか分かりませんが、大変立派な松葉ガニ(ズワイガニ)でしたね。こんな立派なカニはいただいてしか食べられませんからね(笑)。今シーズン初のカニでした。
赤上がりで小ぶりの盃は、20年以上前に入手した当初には気に入っていてよく使っていたものです。その後2軍落ちしていたのですが、4年ほど前でしたか再び1軍に昇格した盃です。1軍は自宅1階のケースに、2軍は2階のケースに、3軍は地下のケースに仕舞っています。赤上がりで、貫入、見込みに釉溜りもあり、なかなか見どころの多い盃です。このような、李朝の後期から末期にかけて民窯で焼かれた盃は、グレーっぽい色の堅い感じものが多いのですが、このような赤上がりの柔らかい感じものは数が少なく、人気がありますね。サイズは口径約6.5cmです。私は個人的にはこれぐらいのサイズの盃が好きです。
高麗青磁の徳利も、これまでこちらで何度かご紹介しています。私の好きな丸っこい形状でベタ底になっており安定感のある徳利です。青磁釉の色はまあそこそこですかね。口縁の4箇所の欠けがあり銀継ぎが施されています。しかしながら、全て小さい欠けで銀の色も黒っぽくいぶし銀なっていて、よく馴染んでいるのであまり気になりません。容量は1合半を少し超えるぐらいですかね。独酌によいサイズです。
お料理の方ですが、カニは堅手の大皿に、にしん茄子は李朝初期白磁の小皿に、高野豆腐の含め煮は伊羅保手の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。器の写真をあげておりますのでご参照ください。
今日もまた、カニを取りに来るようにと連絡がありました。ありがたいことです(笑)。今夜は日本酒ではなくビール(正確には発泡酒「麦とホップ」)で軽くやっとこうと思います。今夜の分はもう明日にはもう報告いたしません。カニ自慢のコーナーじゃないですからね(笑)。
昨夜の晩酌(女性問題の巻)
久しぶりの投稿になりました。もうちょっと日にちが経ってしまいましたが、米大統領選挙はトランプ氏勝利で終わりましたね。事前の調査では大接戦が予想されていましたが、私はそうなるとは思ってませんでしたね。米大統領選挙は間接選挙で投票数の多い方が勝ちというものではなく、各州で勝利した方がその州の選挙人を総取りする制度ですからね。例えば1票差で勝利したとしても、勝った方がその州の選挙人が10人なら10人を総取りして負けた方は0。なので投票数では負けていても、僅差ででも選挙人の多い州を沢山おさえていれば勝てますからね。今回の得票数がどうなっているかは分かりませんが、過去にもクリントン政権の時の副大統領だったゴア氏とブッシュ氏(息子の方)の時も敗れたゴア氏の方が得票数では勝ってましたからね。事前調査による「数」だけでは判断がつかないんですね。隠れトランプもいたでしょうしね。
国内では女性問題で騒がしいですね。松本人志が週刊文春の記事をめぐり、発行元の文芸春秋社などに5億5000万円の損害賠償など求めた訴えを取り下げたましたね。この人は何がしたかったんですかね。「事実無根なので闘いまーす」とか言ってたのは何だったんでしょうかね。また、今日国民民主党代表の玉木雄一郎氏の不倫報道も出て、謝罪会見もあったようですね。先の総選挙では「手取りを増やす」政策を訴えて党が大躍進を遂げたばっかりだったんですけどね。
そんなこんなですが、昨日はまたおでんをいただいてましたので、飲みとなりました。
分院染付の盃は以前にもこちらで紹介したことがあります。牡丹紋が両面に描かれています。キズや直しはないのですが、口縁部に小さな窯キズと胴部にヒッツキの剥がれのような跡が見られます。見込みに染付で書かれている文字は「福」の字だと思います。字が小さいのとちょうど字の真ん中あたりに小さなフリモノがあるので、少し判別しずらいです。サイズも大き過ぎず小さ過ぎず日本酒を飲むのにちょうどよいですね。
三島の白黒象嵌徳利も以前にもこちらで何度かご紹介しています。口に金直しが2箇所ありますが、形もサイズよくさらには口の穴が大きいので大変使いやすいです。容量は1合2勺程度で独酌にちょうどいいサイズです。いい塗り箱に入っています。これは店に出していた物なんですが、昨日持って帰って使いました。で、今日は持って来なければならなかったんですが、忘れてしまいましたね(笑)。こんなことばっかりやってます(笑)。
お料理の方ですが、おでんは三島の深皿に、小松菜とお揚げの炊いたんは李朝初期白磁の小鉢に、いんげんの胡麻和えは三島の平盃にそれぞれ盛り付けてみました。今回も器の写真をあげています。ご参照ください。
昨夜の晩酌(今年最後の3連休最終日の夜の巻)
今年最後の3連休が終わりましたね。京都では人が多いのは、まあいつものことなんですが、この時期は外国人だけではなく国内の観光客の方も多く来られるので、車の量が普段より多かった気がしましたね。
プロ野球は日本シリーズ終了しましたが、DeNAの優勝はどうも納得いかないですね。セリーグの3位でシーズンの成績が勝率5割ちょっと超えたぐらいだったチームですからね。ソフトバンクの方はパリーグダントツで優勝でしたから。まあ短期決戦ではこういうことが起こり得ますが、クライマックスシリーズへの出場資格について、検討してもらいたいですね。下剋上とか言ってますが、シーズン143試合の意味が無くなってしまいますからね。
漫画家の楳図かずおさんがお亡くなりになられてたんですね。「猫目小僧」「オロチ」「洗礼」とか恐怖漫画の第一人者でしたが、「まことちゃん」のようなギャグマンガも手掛けてられてましたね。この方の絵は独特で怖かったですね。ファッションも独特で、いつも赤白ボーダー柄のシャツで登場されてましたね。ご冥福をお祈りいたします。
昨夜は今年最後の3連休最終日の晩酌でした。
味のいい盃はこれまでも何度かこちらでご紹介して来ました。深い貫入がいいアジですね。写真では分かり難いのですが、見込みには赤みが出ています。入手したのはもう20年以上前なのですが、その時はこのような貫入も目立っていなくて白いだけの盃という印象でした。しかしながら、底部とその周辺に薄っすらと赤みが出ているのが確認できましたので、これは育ちそうだと思い購入して当時連日使用して育てました。期待した以上によく育ってくれました。その当時は私の肝臓の方もよく育ったと思いますが(笑)。
高麗青磁の徳利ももう何度もこちらでご紹介して来ましたね。青磁釉の発色がいいです。写真で見るよりも現物がずっといいです。また割れ・欠け・ニュウ・直しなどのキズが無いのもいいですね。胴部に一ヵ所石ハゼのような小さい穴が1つあるのと胴下部に見られる釉だまりにカセが見られるだけです。容量は2合弱ぐらいだったと思います。
お料理の方ですが、エビマヨは高麗青磁菊花紋の深皿に、枝豆は李朝末期分院の染付小皿に、鳥の肝煮は李朝初期白磁の盃に、ワカサギのから揚げは李朝後期分院の白磁豆皿にそれぞれ盛り受けてみました。ワカサギのから揚げは「メダカかっ!」って思うぐらい小さいです(笑)。いただいた物ですが、こんな小さいの食べていいんか?と思いましたが、これが結構美味しかったんですよね(笑)。今回もお料理を盛った器の写真を載せてみました。
昨夜の晩酌(総選挙与党大敗の夜の巻)
昨日は総選挙の投開票日でしたが、与党が大きく議席を減らし過半数を割りましたね。今回は与党がかなり議席を減らすとは思っていましたが、自民党の議席が200を割るのは想像してなかったですね。それと公明党がこんなに負けるとは思ってもみなかったですね。組織力の強い政党ですから大勝ちもしないし大負けもしないという印象だったので、減らしても2,3議席ぐらいかと思っていましたが、8議席も減りましたね。新代表も落選しましたからね。今後の政権運営について、与野党とも他党との連立や国会運営における連携のための調整の動きが活発になるんでしょうね。
まあそれにしてもこの投票率の低さは何なんでしょうね。53.85%ですよ。有権者のほぼ半数しか投票しいてない。
昨夜は「壹錢洋食」をいただきましたので、それを肴にTVで総選挙の開票速報を観ながらの晩酌でした。
「壹錢洋食」とは、出汁で溶いた小麦粉を鉄板で焼いた上に、刻んだネギなどを乗せてさらに焼きソースをかけた物で、お好み焼きの前身であるとも言われています。一銭で食べられる洋食(当時(大正~昭和初期)はソース=洋食と考えられていたようです)で「一銭洋食」と呼ばれていたようです。お店は現在大和大路四条上ってすぐの東側にありますが、以前(30年ぐらい前まででしょうか?)そこから大和大路をさらに上った(北に行った)白川路のところにありました。今は鳥新という親子丼と焼き鳥の店があるところです。また京都高島屋の地下食品売り場にも出店していますね。
色々と前置きが長くなりましたが、ここからは昨夜の晩酌です。
後期分院の白磁盃はこれまで何度かこちらでご紹介して来ました。もう何回目になるか分かりませんが(笑)。碗形というより筒に近い立ち上がりのいい盃です。官窯の作なんですが形に歪みが見られるのは李朝らしいところですね。口部に欠けの金継ぎが施されています。
染付の乳瓶も何回目の登板になるか分かりません(笑)。李朝後期の民窯の作でしょう。後期分院の染付乳瓶だと相当高価になりますが。胴部2面に染付で蘭草紋が描かれています。乳瓶は初めての母乳をお供えした器と言われています。容量は2合です。キズはありません。
お料理の方ですが、壹錢洋食は李朝初期堅手の大皿に、ほうれん草のお浸しは李朝初期白磁の小皿に、茄子・南瓜・筍・いんげんの煮物は高麗青磁象嵌菊花紋八角小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。今回は料理を盛った器の写真も挙げています。
最後の新聞のコピーのようなものは壹錢洋食の包装紙です。二・二六事件の時の朝日新聞ですね。昔からこれです。
昨夜の晩酌(ようやく秋が来た?の巻)
米国MLBでは大谷選手が所属するLAドジャーズがワールドシリーズ進出を決めましたね。NYヤンキースとの決戦ですね。フジテレビが全試合を生中継するようですね。26日(土)からです。
日本のプロ野球も日本シリーズ進出チームが決まりましたね。パリーグは先にソフトバンクで決まっていましたが、昨日DeNAが巨人に勝って日本シリーズ進出を決めました。私は阪神ファンで子供のころから今までずっと巨人嫌いですが、昨日は巨人に勝って欲しかったですね。やっぱりシーズン優勝したチームが日本シリーズに行くべきですよね。そうでないとシーズン143試合の結果は何だったんだということになりませんか?まして3位のチームまで対象になるのは本当に納得いきませんね。3位だと場合によっては勝率が5割を切っているようなこともあるでしょうからね。どうも私はこのクライマックスシリーズというのはよくない制度だと思いますね。無いのが一番いいと思いますが、続けるんなら改善策を考えてほしいですね。
ここから昨夜の晩酌です。少し間隔が空きましたね。2週間ぶりぐらいですかね。その間も毎晩ビール(正確には発泡酒「麦とホップ」)は飲んでましたが、なかなか「日本酒で」とまではいかなかったですね。
白磁の盃はこれまで何度かご紹介したことがあります。口が少し内側に抱き込んだような形の李朝後期から末期頃に民窯で焼かれた物です。この手の物は数点ありますが、共通しているのがこの手の物はよく育つものが多いということですね。似たような形のサイズの盃があって、そちらはもっといいアジに育っていたのですが、売れてしまいましたね。今回のこの盃がそれに続いていいアジに育ってくれと思っているのですが、残念ながらまだまだそのレベルではありません。(もっといいアジに育っていた盃の画像はこちらをクリックしてご確認ください)
三島の徳利は多分こちらで最多登板ではないでしょうか。私の好きな徳利で、迷った時はこれを使ってますね。口に結構大きめな欠けの金継ぎが2箇所ありますが、サイズもよく釉薬の状態が大変よいです。
お料理の方ですが、イカとじゃがいもとブロッコリーのバター炒めは堅手の大皿に、厚揚げは高麗青磁陽刻紋八角深皿に、小松菜の胡麻和えは李朝初期白磁の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。厚揚げが豆腐みたいに白く写ってしまってますね。どうもこの位置のものが光の関係だと思いますが、白く飛んでしまったように写ってしまうことが多いんですよね。どうしたらいいのか分かりません。
急に涼しくなって来ましたね。今月の上旬ごろまではまだ30℃を超える日が多かったんですが、やっと秋かなあと思える感じになって来ましたね。急に気温が下がったので、体調に気を付けないといけません。去年はこの時期に体調壊して声が出なくなってましたからね。思い出しました。気い付けよ。
昨夜の晩酌(初めての李朝酒器コンビの巻)
しばらくこちらのブログの投稿が途絶えておりました。久しぶりの投稿になります。シンプルにネタが無かったんです(笑)。
岡田監督の退任が決まったタイガースはレギュラーシーズン2位で終わりましたので、3位のDeNAと12日(土)からクライマックスシリーズで対戦します。勝ち上がって2年連続日本一達成してほしいですが、なんかDeNAにボコボコに打たれて負けそうな気がしてます(笑)。
昨夜はおでんをいただきましたので、晩酌となりました。大分暑さは和らいで来たとは言え、まだちょっとおでんや鍋物には少し早い感じの気候ですが、もう10月ですから本来ならいい季節だったんですけどね。
盃は李朝分院末期の作でしょう。肌の色はグレーで高台の砂付きも粗い感じですね。これは私が初めて手に入れた李朝の盃です。ソウルの長安坪古美術商街の店で見つけたものです。もう25年以上前の話になりますね。今はもうその店は無くなりましたね。まあ四半世紀前の話ですからね(笑)。当時から現地でも盃はあまり無かったんです。店で「盃あるか?」と尋ねても「無い」という返答がほとんどで、たまに「ある」というから見てみると小鉢にしかならないサイズの物を見せられたりということが多かったです(笑)。なのでこの盃も色々ある中から気に入った物を選んで買ったというのではなく、見つけたから買ったという感じでした。しかしながら、見込みが渦巻きになっていたり、やはり見込みに釉垂れがあったりとなかなか楽しい盃で、当時は喜んで使っていました。
徳利と言っていいもんかどうかという代物なんですが、これも私が初めて入手した李朝の徳利?でした。今はあまり徳利を使わないという人が増えたため徳利は値崩れしていますが、盃に比べ徳利はかなり高額でしたので当時なかなか手が出せないでいました。そんな時、仁寺洞のとあるお店でこの徳利?を見つけました。まあちょっと、普通はこれを徳利にして酒を飲むということを思いつく人もなかなかいないと思うんですが、当然お値段も安かったんで喜んで買いました。肌の色もダークグレーでサイズも大きいし、さらに入手時は相当内部も汚れていましたので、酒が飲める状態にまで内部を洗浄するのが、かなり大変でしたね(笑)。これを購入したお店も今はもう無いですね。
はじめて入手した酒器でこうして晩酌してみると、ソウルの骨董街を週末ごとに巡って酒器ばかりを探し歩いていた頃のことが懐かしく思い出されますね。今はもう無くなったお店が多いですけどね。
お料理の方ですが、おでんは李朝初期の堅手の深皿に、納豆は三島の盃に、ほうれん草ともやしの胡麻和えは李朝初期の白磁小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(阪神 アレンパの夢潰えた夜の巻)
昨夜、巨人が勝ち、阪神が負けたためアレンパへの道がついに途絶えました。こういう時に、阪神戦TV中継が無いんですよね。私が生きている間に阪神の連覇が見られるかと期待していた今シーズンでしたが、残念な結果となりました。まだ次に連覇があり得るとしたら来年と再来年に優勝した場合となりますが、そううまくも行かんでしょうからね。まだクライマックスシリーズで勝ち上がって日本一になる道は残されています。仮にそうなったとしても、その場合は連覇とは言わないんでしょうね。リーグ優勝してないんですからね。クライマックスシリーズという制度は個人的にはおかしな制度で、廃止か見直しすべきだと思いますが、まあそれでも少しでも長く阪神戦を観たいですから、頑張って勝ち上がって欲しいですね。それと関西全ての地域で観られる局でTV中継してほしいですよね。
そんな残念だった昨夜の晩酌です。
盃は伊羅保手の平盃です。以前にも1度はこちらでご紹介しています。店に置いていたものですが、昨夜は持ち帰って使ってみました。平盃とは言いますが、口径が9.8㎝~10.0㎝とベストなサイズで深さもありますので、よく見られる小皿のようなものとは違い、盃らしい平盃です。この手の盃は分厚い作りの物が多いのですが、こちらは薄い作りである点も魅力ですね。写真では分かり難いのですが、緑釉がなかなかきれいで見込みに薄っすらとしたものですが釉だまりがあり、側面には釉流れも見られます。高台周辺には陰刻も施されており、見どころの多い盃です。口縁に2箇所小さい欠けの金継ぎがあります。
初期堅手の徳利は民窯の作でしょう。残念ながら高台内に直しがあります。入手したのは20年ぐらい前になるかと思いますが、高台と高台内に窯キズがあるのは認識していました。高台内の窯キズからは漏れるなと思いましたが、当時はまだ自分で口欠けなど簡単なものの金継ぎはやってましたので、これぐらいなら自分で何とかなるなとその時は思いました。ところが、煮沸・洗浄してみると高台内が窯キズだけでなく、その全体がものすごく薄くなっていることが分かりました。逆さにして口の穴の方から部屋の照明に照らしてみると透け透けな感じでした(笑)。これは自分の手には負えないということで、高台内全体を漆で埋めるように直してもらいまして、こんな感じになりました(写真8番目 最後から2番目)。高台部分の窯キズは頼んでなかったんですが、銀継ぎされてました(笑)(写真最後)。
お料理の方ですが、焼鮭は李朝初期の堅手皿に、ニシンの昆布巻は李朝後期分院の白磁小皿に、茄子と厚揚げ、蕨とオクラの煮物は李朝初期白磁の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
昨夜の晩酌(真夏からようやく初秋か?の巻)
ようやく暑さの方が和らいできましたね。昨夜は本当に久しぶりにエアコンをを付けずに寝ましたね。ただ、まだ昼間晴れていると日差しが強いので、今日はまだ店までは歩きではなくバスを利用しました。徒歩25分ぐらいの距離ですからね、まだもうしばらくはバスを利用することになりそうです。
能登の方がまた大雨で河川の氾濫や家屋の浸水などで大変なことになっていますね。仮設住宅も浸水したようで水道・電気など全てが使えない状態だと今朝のテレビで言ってましたね。今年元日の地震による被災からいまだに復興もままならない状態のところにこの水害ですからね。お気の毒でかける言葉も見つからないですね。
昨夜は甲子園での阪神vs巨人戦をテレビ観戦しながらの晩酌となりました。昨日と今日、巨人との最終の2連戦で、これに連勝すればアレンパへの道が何とか開けるという重要な連戦なんですが、昨日はタイガース1対0で勝ちましたよ。巨人はエース菅野投手だったんですが、才木投手がよく粘ってゲラ投手→岩崎投手とつないで逃げ切りました。今日も絶対落とせない最終戦なんですが、今日はデーゲームで観られないんですよね。ネットで経過を確認しながら、今これを書いてますよ(笑)。
晩酌の方ですが、盃は李朝後期~末期に民窯で焼かれたものでしょう。入手してから15年ぐらいにはなると思うのですが、その時は大振りで白っぽい色の盃といった印象しかありませんでしたが、使ってみると貫入がどんどん深くなり、いい感じにシミも出てよく育ってくれました。写真では分かり難いのですが、見込みには赤みも差して来ています。入手時にもこれは育つかもと思ってはいたのですが、期待以上にいいアジに育ってくれています。真横から撮った写真2枚(3番目と4番目)をあげていますが、2つの写真が同じ盃を撮ったものとは思えないぐらい、育ち方にも違いが出ていてそのあたりも面白いですね。
甕器(オンギ)製の徳利も入手したのはもう20年以上前のことになりますね。甕器(オンギ)というのは、うわぐすりを塗り高温で焼いた土製の甕のことで、キムチや味噌などを保存するのに用いられてきたものです。甕器(オンギ)でこのように酒徳利として使えるサイズとスタイルの物というのは、私は他に見たことがありませんし大変貴重なものです。時代は李朝の末期頃ですからそれほど古い物ではありません。徳利の首の少し下あたりに輪線紋がぐるりと2本配されていて、これがこれがこの徳利の姿をピリッと引き締めていますね。容量は1合1勺程度です。
お料理の方ですが、肉じゃがは青磁象嵌苺(柘榴?)紋の鉢に、光の加減で白く飛んでしまっていますが(こういうことが最近よくあります)、ネギ入り出汁巻は李朝後期分院の染付「福」字紋の小皿に、おぼろ豆腐は高麗青磁陽刻紋八角深皿に、煮豆は李朝後期~末期の白磁盃にそれぞれ盛り付けてみました。今回は器の写真も入れてみました。