「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(期待の中堅の巻)
安倍元首相が奈良で街頭演説中に銃撃され心肺停止状態という、昨夜の晩酌の話をしている場合じゃないようなニュースが入ってきました。店でYahoo News 見て一瞬目を疑いました。後方から銃で撃たれたようですね。当時の映像を見ると選挙カーなどの上からの演説ではなく、道路を背に地上のガードレールで囲まれた場所で演説していましたから、後方はガラ空きの状態でしたね。安倍元首相が一命をとりとめてくれることを祈ります。
今月はこちらの投稿も少し間隔があいてしましましたが、昨夜はナイター中継を観ながら、いつも通り貰い物を肴に晩酌しました(笑)。
徳利はこれまでに何度かこちらでご紹介したことのある、李朝初期堅手の徳利です。口部に3箇所の欠けの直しがありますが、下ぶくれのよい形で胴部には青い釉垂れとへら跡も見られ、見どころの多い徳利です。容量は2合程です。穴も大きいので大変使いやすいです。過去の記事を調べてみたところ前回の登板は2021年5月16日でしたから、おおよそ1年ぶりの登板でしたね。
白磁の盃の方は、多分こちらでは初めてのご紹介になると思います。李朝後期から末期に欠けての時期に民窯で焼かれたものですが、見込みの貫入がくっきりと出始め、画像では分かり難いですが、うっすらと赤みも出ていいアジが付き始めました。入手した時は、白い肌にうっすらとした貫入が見られるだけの盃でしたが、見込みにピンホールがいくつかあるのを見て、ここから酒がしみていい味になっていくだろうと思いました。
先月7日に(育ち盛りの巻)でご紹介した盃とほぼ同時期に入手したものでしたが、成長においては大きく差をつけられてしまいましたね。しかしながら、これからが楽しみな盃です。これから胴部(外面)の貫入も深くくっきりと出てくると、いい味の盃になるんですがね。もう入手後10年近く経っていると思いますので、期待の新人というには少々年をとり過ぎていますので、期待の中堅と言ったところでしょうかね。(2022年06月07日作成の昨夜の晩酌(育ち盛りの巻)へはこちらをクリック)
お料理のですが、ホタテフライは李朝初期の堅手小皿に、おぼろ豆腐は高麗青磁象嵌菊花紋八角小鉢に、白菜とほうれん草の胡麻和えは李朝初期の堅手小皿に、ちりめん山椒筍入りは李朝初期の堅手豆皿にそれぞれ盛り付けてみました。豆皿の方が手前にあるので、写真上では奥の小皿より大きく見えますね(笑)。