「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(もらい酒の巻)
プロ野球のクライマックスシリーズが明日から始まるようです。阪神タイガースもセリーグのCSに出場することになりました。辞退したらいいのにと思いますね。3位ですが、シーズンの成績が68勝71敗4分で勝率5割を割ってます。今のルールでは勝率関係なく3位までがCSに出場することになっているんでしょうが、普通に考えたら資格ないですよね。今回もしも阪神がクライマックスシリーズを勝ち上がって日本シリーズに出て、そこでまた勝ってしまって日本一にでもなったらどうするんでしょうか。シーズン143試合の結果は何だったんだ?ということになりますよね。まあ、我が阪神に限ってそんな奇跡を起こすことはないと思いますけどね(笑)。
昨日は病院での検査が終わりましたので、安心して晩酌しました。
盃は以前にもこちらでご紹介したことがあります。もう2年以上前になりますが。サイズ良く、貫入・火間・釉垂れ、それに写真では分かり難いのですが、見込みや底部にはぽつぽつと雨漏りも出ており、大変見どころの多い盃です。しかし残念なのは口縁部に大きめの金継があります。購入時にはこれが欠けたままの状態でした。その当時は盃や徳利の口欠けを自分で金継していましたので、自分で直せばいいと思い購入したのでした。結構大きめのキズでしたので、これは苦労するかなと思いながらやってみたら、なんと失敗無く一度でうまく出来てしまったんです。うまくといっても、プロが見たら全然でしょうけどね(笑)。20年ぐらい前にソウルの仁寺洞の骨董店で入手したものです。
堅手の徳利も以前ご紹介したことのあるものです。完品のように見えて、実は口縁の1ヵ所にほんの小さなホツがあり銀継ぎされています。サイズはちょうど1合入ります。盃を入手したころの自分なら、これでは小さすぎると思ったでしょうが、今はこれでちょうどいいです(笑)。青みがかった釉薬がきれいです。特に高台の周りが釉溜りになっていて、なかなか見ごたえがあります。時代は李朝初期です。
お料理の方は、昨夜も頂いたもの、もらいおかずです(笑)。もらいおかずの種類が多かったので、大皿に盛ってみました。ほうれん草のお浸し、大根煮、おから、すき焼風煮の4種でした。器は李朝分院末期の染付皿です。牛串カツは李朝初期の堅手小皿に盛り付けてみました。実は昨夜はお酒の方も頂きもの、もらい酒でした。「京・北山の地酒 羽田」「北山杉と清流の里で伝統の手造りで醸し上げた地酒」とラベルに書いてありましたが、酒造会社名を見るのを忘れてしまいました。クセがなく、さっぱりとした飲みやすい感じのお酒でした。頂きものばかりで晩酌ができて、本当にありがたいことでした(笑)。