「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(久しぶり小ぶりペアの巻)
一昨日28日(水)より店の方は年末年始休業中ですが、晩酌は続いています(笑)。
この年末年始は新型コロナ感染防止のための行動制限の無い大型休日期間になります。3年ぶりになるんでしょうか?既に今月に入ってから新規感染者数は増加中で、ここ数日は1日の死者数が過去最多を更新しているのが気になります。
さらには、ゼロコロナ政策をとっていた中国が民衆の反発に耐えられなくなり、緩和政策をとって行動の自由化などを認めたところ、感染者と感染による死者数が急増しているようなんですが、旧正月に向けて中国政府は国民の海外渡航を再開するようです。渡航先一番人気の日本としては、中国に対する水際対策(中国人および中国から渡航する日本人・外国人も対象)を強化すべきだと思いますね。
今後、この年明けと旧正月明けの1月下旬以降に2つの大きな感染拡大の波が来そうで怖いですね。特に旧正月に中国人渡航者から持ち込まれるウィルスが新たな変異株だったら、事態は深刻になりそうです。
そんな心配だらけの年末ですが、昨夜は晩酌しました。おそらく日本酒での晩酌は今年これが最後になるでしょう。今日も明日もビール(正しくは発泡酒、サッポロ「麦とホップ」)を飲みますけどね(笑)。
白磁の耳盃は李朝初期のものです。以前に1度こちらでご紹介したことがあると思うのですが、記憶が定かではありません(笑)。この暮れから店の方に出していたものですが、お休み中に使おうと持ち帰りました。薄手で上手のものです。色もグレーがかってはいますが、良い方だと思います。口縁と両耳に金継ぎとニュウが数か所ありますが、この状態で残っていれば上等でしょう。このように薄手の物の場合、両耳または片耳が欠損していて、共直しされている物やそのままの物などが多いです。500~600年程前のものですから、この状態で残っているのも奇跡の様なものでしょう。口径が7.5cmと小さめですが、よいサイズです。
黒高麗の小徳利も以前に1度ご紹介したものです。こちらは容量が1合入りません。7勺程度だと思います。色形もいいし、注ぎ口になる穴も大きくて使いやすいのですが、元々私は1合に満たないものを徳利とは見なさないと考えてきましたので、これまではほとんど出番が無かったです。しかしながら酒量の減った現在では、今後このあたりのサイズの小徳利にも酒器としての資格を与えてやってもいいかなと思っています(笑)。
お料理の方ですが、鶏の手羽焼きは李朝初期の堅手中皿に、筑前煮は李朝初期の白磁小鉢に、納豆は高麗青磁の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
当店では年末年始休業明けの1月7日(土)以降も、李朝・高麗の酒器を追加出品して行きます。詳細につきましては本ホームページの「お知らせ」欄でご確認ください(「お知らせ」欄の該当記事へはこちらをクリック)。また、一部商品につきましては本ホームページの「商品紹介」にございますので、こちらにつきましてもご確認ください(「商品紹介」へはこちらをクリック)。