「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(鉄砂片口でマッコリの巻)
先日、自宅の電子レンジを買い替えました。私がソウルから戻って今の家に住み始めた2000年5月頃から使用し続けてましたので、23年近く使っていたことになります。先週月曜でしたが、使用中に火が出ました(笑)。少し前から使用中に時々「ビー」というイやな音が鳴ることがあり、なんか気持ち悪いなとは思ってたんですけどね。幸い火が出たのは「チーン」が鳴る直前のことでしたので、大事には至りませんでしたが、お休みの水曜日に新しいのを買って来ました。私は電子レンジに温め以外の機能は求めませんので、そうなるとお値段の方はお安いもので税込みで8,900円ぐらいでした。23年前に電子レンジ買った時も、それぐらいの値段だったような気がします。まあとにかく電子レンジは使用頻度が高い電化製品ですからね。これでひと安心です。前の電子レンジは長いこと働いていただき、ありがとうですね。
昨夜は久しぶりにマッコリで晩酌しました。マッコリの時は片口の出番です。マッコリに合う大徳利や白磁の瓶などもありますが、もう長いことマッコリには片口を使っています。マッコリは沈殿して下に溜まってきますので、それを振って混ぜるには寧ろ徳利や瓶の方がよいのです。しかしながら、私の場合日本で売られている激甘のマッコリが苦手で、氷を入れて甘さを抑えていただきますので、そうなると片口の方が扱いやすいですからね。
片口はいつものいいアジというよりはアジ付き過ぎの鉄砂片口です。鉄砂が注ぎ口の外側付け根部分にぐるりと掛けられています。容量は2合程度です。もっと沢山入りそうですが注ぎ口の内側の穴の下までしか入れられませんので、それぐらいになりますね。
昨夜マッコリの盃として使ったのは、よくお浸しや酢の物、少量の煮物などを盛るのに使っている三島の小鉢です。いつもおかずを盛っている時は見えないのですが、実は写真のように見込みに水禽図が象嵌で描かれています。外側は輪線紋です。マッコリの盃はこれぐらいのサイズがいいと思います。
お料理の方は、ちょっと炒め過ぎたチャプチェは李朝初期堅手の大皿に、キムチ納豆は李朝末期の染付小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。