「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(実は3日前の晩酌の巻)
京都の桜満開になりました。というかもう散り始めです。今月の中旬ぐらいからでしょうか。観光客、特に外国人観光客が激増しています。道を歩く人、他府県ナンバーの自動車の数も増えてきました。私の自宅は清水寺の近くですので、周辺は人も車も増え特に団体客が増えたので、大型バスの乗り入れがまた増えて来ました。ほとんどコロナ禍以前に近い状態になってきましたね。土産物店や飲食店、それに宿泊施設もこれを喜んでいるのでしょうね。
私は正直なところ、コロナ禍の時の静かで落ち着いた京都が好きでしたね。道を歩いてもバスに乗っても、全てがスムーズでストレスを感じることがなかったですからね。収入は減りましたけどね(笑)。まあ、経済を考えるとこうならないと困るんでしょうけどね。京都は観光以外に産業が無いですからね。
昨夜の晩酌としていますが、実は3日前27日(月)の晩酌です。28日に書く予定でしたが、パソコンが壊れてしまいました。28日に店でパソコンを立ち上げたらいきなりでした。修理に預けていましたが、結局新しいのを購入することになり、昨日一昨日とパソコンがない状態でした。今朝やっとデータの移行を終えた新しいパソコンが使えるようになりました。本当に今はパソコンが無いと仕事ができませんよね。スマホの方も最近充電が長く続かない状態になっており、来週機種変更をする予定ですので、このパソコン代は痛い出費でした。
井戸手の盃はこちらでご紹介するのは初めてだったような?もうよく分からなくなってきました(笑)。口径が6㎝ちょっとで小ぶりですが、なかなか見どころの多い盃です。形状は半筒、見込みには緑釉の釉溜りがあり、高台周辺や高台内には赤みが出ておりカイラギも見られます。
堅手の徳利は、こちらで何度もご紹介しています。口部に結構大きめの欠けが3か所あり、直しが施されています。この直しをしてくださった方によると、金でも銀でもなくシロキンというものだそうですが、いまだにそのシロキンがどういうものなのか分からずにいます(笑)。ぽってりしたいい形で、こちらも胴部に緑釉の釉溜りがあり、ヘラあとも見られます。容量は1合半を少し超える程度です。
お料理の方ですが、かき揚げは李朝初期の堅手皿に、キノコおろしは高麗青磁象嵌菊花紋八角小鉢に、万願寺唐辛子煮は李朝初期白磁小皿に、じゃがいも煮は李朝初期堅手小皿にそれぞれ盛り付けてみました。