「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(お久しぶり鉄砂徳利の巻)
昨日、岸田総理が参院選補欠選挙の応援演説に行った和歌山県の漁港で襲撃を受けました。昨年安倍元総理が手製の銃で暗殺されましたが、今回は爆発物らしき物が投げ込まれました。幸い、岸田総理もその他の関係者や聴衆にも大きなケガなどは無かったようですが(警察官一人が軽い負傷)、本当に憤りを感じます。テロ行為は絶対に許されません。今回はSPらしき人が楯みたいなカバン?で総理を守りすぐに非難させていましたので、警備体制も強化されていたようです。ただ、容疑者の男を最初に取り押さえたのが漁港の漁業従事者の人だったというのがね。あの漁港の方が取り押さえてくれていなかったら、第2の爆発物が投げ込まれてたかも知れませんからね。選挙応援演説の際の警備というのは、やっぱり難しいし大変ですね。
そんな昨日でしたが、晩酌の方はしましたよ。12日に開催予定だった平安蚤の市が中止になったので、こちらのブログも久しぶりの更新になってしまいしたね。
伊羅保手の平盃は以前にも確か1度こちらでご紹介したことがあると思います。口径が10cm未満(9.7~9.8cm)とサイズがよく、深さもあって、さらには薄手でよいですよ。伊羅保手の盃でこのサイズと形状は貴重ですね。大抵は口径が10cmを超えて浅く厚手のものが多いです。高台の周囲には一部に釘かヘラで付けられたような跡も見られます。口縁に2か所小さな欠けの金継があります。
鉄砂の徳利も、随分前に1度こちらでご紹介しています。口部がほとんど失われており、銀で直されています。表裏に2か所、鉄砂で草とも葉とも言えないような柄が描かれています。鉄砂で独酌に使える徳利となると、なかなか入手困難です。まあお金さえ出せば手に入るんでしょうけどね(笑)。この徳利もそうですが、鉄砂の徳利というとほとんどが首が飛んでいたり、残っていても口部が大割れであったりします。容量は1合2勺程度です。
お料理の方ですが、トゥブキムチ(豆腐キムチ)は李朝初期官窯の堅手皿に、椎茸煮は三島の小皿に、ブロッコリーのお浸しは李朝初期堅手小皿に、それぞれ盛り付けてみました。
トゥブキムはマッコリの時に大皿盛りにしてよく作りますが、今回は残り物のキムチの量が少なかったので、豆腐を一丁ではなく半丁にして中皿に盛り付けてみました。