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昨夜の晩酌(溜と垂の巻) - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(溜と垂の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2023年07月22日(土)

20230722①各地で梅雨明け宣言が出されていますね。近畿は2日ほど前に出たと思いますが、もう九州を除くほぼ全国が梅雨明けしたようです。九州より関東や東北が先に梅雨明けなんですね。梅雨というのは、梅雨前線が南から北へ移動して行くので、南から順に明けていくものというのが我々の常識でしたが、今年の梅雨前線の動きというのは、そんな単純なものではなかったですね。

梅雨明けしたら、これからは猛暑日が続くんでしょうね。昨日は猛暑日で、今日も多分京都は35℃超えでしょう。これからまだ一か月程はこれが続くんでしょうね。考えただけでもしんどいです。エアコンつけたままにしないと夜眠れないし、夏場は電気代もかかるので大変です。

そんな猛暑の中、昨夜の晩酌です。

見込みのビードロ釉が大変美しい盃は、焼成時に窯の中で傾いた状態になっていたことにより、このように釉溜りが生じたものです。時代は李朝末期だと思いますが、これほど大きくて立派な釉溜りは他に見たことがありません。宝石のようで実にいい景色です。口縁に2か所金継がありますが、前回使用した際に、金継した箇所のうちの1箇所が外れてしまいました。直しをお願いして戻って来てから初めて使ってみました。店に出していたのですが昨日持ち帰り、今日持ってくるのを忘れてしまいましたね(笑)。

20230722② 20230722③ 20230722④ 20230722⑤

徳利の方は、自然釉がダラダラ、ボタボタと豪快に垂れた高麗の土器です。なかなかの素晴らしい景色ですが、残念ながらこの徳利もキズ物です。写真にあるように、自然釉が垂れているのと反対側の面に結構大きめの直しがあります。この部分、最初は共直しがされてい分からなかったのですが、煮沸したら出て来ましたよ(笑)。それで銀直しにしてもらい、現在の姿となりました。

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お料理の方ですが、焼き鱧は李朝後期分院の染付壽字紋皿に、焼き鱧入り胡瓜の酢の物は三島の小鉢に、豆腐素麺は李朝初期の堅手茶碗に、ほうれん草のお浸しは李朝初期の白磁小皿に、それぞれ盛り付けてみました。

この時期は鱧が旬で美味しいです。祇園祭のことを「鱧祭」とも言うということはよく知られていますね。私も鱧大好きです。焼いた鱧も落とし(湯引き)も天ぷらも全部好きです。

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