「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(お久しぶり粉引登板の巻)
京都では最高気温35℃を超える猛暑日が、もう半月以上続いていますね。今年の猛暑は一休みの間もなく続いていますので、体にこたえますね。
沖縄では超大型の台風6号が停滞中で、被害もそうですし航空便の欠航で観光客らが足止めされてしまっていて、大変お気の毒です。停電の続いている地域もあるようで、生活が大変ですよね。停電中ですから、エアコンは使えない暑い中、冷蔵庫も止まってしまいますから食品の保存もできないし、冷凍食品なんかも全部溶けてしまってアウトですからね。
今一旦、沖縄本島は暴風域を抜けたようですが、再び接近の恐れがありその後は東に進路を変えて、九州、四国方面に向かうと予想されています。そうなると近畿にも影響がありそうで心配です。
そんな状況下ではありますが、昨夜は阪神戦のTV中継を観ながら晩酌しました。
粉引の平盃は久々の登板となりました。登板間隔が空いたのは店に出していたからで、昨日持ち帰って久々に使ってみました。この粉引平盃、最大径が10.5cmとなかなか出会うのが難しいサイズです。もちろん、平盃のサイズとしては10cmを切るサイズだといいに決まってますが、粉引でそのサイズとなるとなかなかお目にかかれないですね。
金継ぎが3か所あり、一番大きな部分は呼継ぎだと思いますが違和感なくよく出来ています。この金継ぎは後からやり直してもらったもので、もともとはベージュ色の漆による直しがされていました。2番目に大きな部分もそうでしたが、一番小さい金継ぎの部分は共直しがされていて、入手時には分かりませんでした。全て金継ぎにしてもらい、その後よく使ってよく育ち、いいアジになりましたね。高台の内側にも欠けが一か所ありますが、こちらは手を加えずそのままにしています。
逆に、登板間隔が短いのがこちらの三島の徳利です。ついついこれを選んでしまうんですよね(笑)。こちらもキズ物ですが、独酌に最適なサイズ、それとすべすべしたカセのない肌が気持ちよくていいですね。
お料理の方ですが、焼鮭は李朝末期分院の染付大皿に、大根煮も李朝末期分院染付の小皿に、おからは三島の小鉢に、胡瓜の酢の物は李朝初期白磁の小皿にそれぞれ盛り付けてみました。