「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(疲労困憊の巻)
昨日は21日で東寺・弘法市の開催日でしたが、報告をサボってしまいました(笑)。いつもより早い時間に一度は起きたのですが、二度寝してしまいました(笑)。実は一昨日20日に日帰りで関東の方に行ってまして、疲れ果ててました。まあ、昨日は前日から天気予報は雨の予報で、実際に朝から雨が降って露店もあまり出なかったようですけどね。25日の北野天満宮・天神市の方には、朝ちゃんと起きて行ってくるつもりでおります。
阪神の優勝に続き、元阪神の藤浪晋太郎投手が所属する米メジャーリーグのオリオールズも、先日プレーオフ進出を決めましたね。藤浪投手もリリーフとして貢献しました。本当によかったです。パリーグも同じ関西のオリックスがリーグ優勝を決め、今年は関西球団同士の日本シリーズかと盛り上がってはいるんですが、まだクライマックスシリーズがあるんですよね。セ・パともにぶっちぎりで優勝決めたのに、これで下位の球団が勝ち上がってきて日本シリーズ戦ったら盛り下がるでしょうね。
そんな今日この頃ではありますが、昨夜の晩酌です。
酒器はどちらも以前にご紹介したことのあるものです。盃は李朝初期の白磁です。口径が6.5cm、高さが3.1~3.2cmと大変可愛らしいサイズです。白磁の色も薄く青みがかった大変美しい色です。青い釉薬の釉垂れが口縁部から外側に2箇所見られます。ただ、画像は現物に比べてかなり青みが強く出ていますので、割り引いてみてください。以前から言っていますが、どうも家の中で白い磁器の物撮ると青みが強く出てしまいます。高台もしっかりと端正に形作られており、初期官窯の作であることは間違い無いですが、サイズからして明器であった可能性は否定はできませんんね。
高麗青磁の徳利は、胴部に陰刻で何やらギザギザと彫られています。このような印刻が、片面から見るとしっかり彫られているのですが、反対側の面からみるとかなり浅い彫りになっており、よく見ないと分からないほどの薄っすらとした印刻になっています。5番目と6番目の写真でご確認ください。あまり類例がないように思います。青磁釉の色はまあそこそこですが、形は丸っこくて可愛らしいです。私は個人的にこういう丸っこいコロリンとした形の徳利が好きです。容量は1合半を少し超えるぐらいでしょうか。口縁に一か所金継ぎがあります。
お料理の方ですが、ミニ唐揚げは李朝初期白磁の小皿に、茄子田楽は李朝後期分院の白磁皿に、高野豆腐煮は伊羅保手の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。