「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(木屋町 蘭のちらし寿司の巻)
昨夜は木屋町のお寿司屋さんの蘭さんのちらし寿司をいただきましたので、急遽日本酒での飲みとなりました。
ご覧のような、中央に大きな車海老1本を配し、トロ、鯛、イカ、アナゴの切り身がのった立派なちらし寿司です。
このちらし寿司、時々いただいて食べますが、大変高級なものです。自分で買ってはなかなか食べられませんからね(笑)。まあこれだけでなく、毎回いただいたもので晩酌してるんですけどね(笑)。
蘭さんのお店は木屋町通り四条上ったところにあります。
ご飯ものだけではいけませんので、おかずを足しました。蒸し鶏とクラゲの中華風サラダ(奥左)は三島の小鉢に、かぶらの酢の物(奥右)は李朝初期の堅手小皿に、めかぶ(手前)は李朝末期頃の盃にそれぞれ盛り付けてみました。
いつもとは順番が逆なりましたが、酒器の方はと言いますと刷毛目の平盃は、こちらで何度かご紹介しています。アジ付き過ぎの育ち過ぎで、一見刷毛目だか何だか分からないような状態になっていますが、サイズが口径9.5cmとなかなか出会えないよいサイズです。しかし、残念ながら割れ継ぎのあるキズ物です。元々は無傷完品だったものですが、以前にもこちらで説明したように私がやってしまいました。自宅の棚に他の平盃等と一緒に重ねて積んで置いていたのですが、奥の物を取ろうとした時に倒してしまったんです。他の物は大丈夫だったんですが、こいつだけが割れてしまいまして…。幸いきれいに割れてパーツも全てありましたので、直しをお願いして今の状態となりました。
三島の徳利は、私の大好きなヤツです。今回のように急な飲みとなった時などは、ついついこの徳利を選んでしまいますね。口に結構大きめのの欠けが2箇所あり、それを金継ぎしてもらっています。キズ物ですが、カセなどなく肌つやがよく触り心地がいいんです。容量が1合2~3勺程度とサイズも独酌にピッタリで、輪線紋と縄簾紋の白象嵌というシンプルな柄もいいです。
明日6日(金)は平安蚤の市の開催日です。先月は悪天候のため中止となりましたが、明日は天気予報も晴れなので、無事開催されるでしょう。またご報告いたします。