「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(女子マラソンでもアレ達成の巻)
今日が29日ですから年が明けてもう一月近くが過ぎたんですね。ここまで明るい話題の無い新年1月でしたが、昨日は大阪国際女子マラソンで、前田穂南選手か19年ぶりにマラソンの日本記録を更新したという、明るい話題が一つありましたね。このレースはパリ五輪出場の残り一枠を争うレースの一つで、3月の名古屋ウィメンズマラソンで今回の前田選手の記録を上回る選手が出なければ、前田選手のパリ五輪出場が決まるようです。
前田選手はレース前に阪神の岡田監督にあやかって「アレを狙う」と言い、その「アレ」が何であるかを明かさぬまま出場したのですが、その「アレ」が日本記録の更新だったとは恐れ入りました。これでパリ五輪の残り一枠の有力候補となりました。ぜひパリで東京五輪(33位)のリベンジを果たしてほしいですね。メダル獲得を期待してます、ってまだ出場決まってないか(笑)。
昨夜の晩酌は、めずらしく麻婆豆腐を作ってみましたよ。冷蔵庫に賞味期限ぎりぎりの豆腐がありましたので、そいつを食べてしまいたかったんです(笑)。なんかちょっと汁気の多い感じの仕上がりになってしまいましたが。器はおでんの時によく使っている李朝末期の陶器の鉢に盛り付けてみました。あと中華風春雨サラダは李朝後期分院の白磁小皿に、うずらのゆで卵は高麗青磁の深皿にそれぞれ盛り付けてみました。
酒器の方ですが、どちらも過去にご紹介したことのあるものです。
刷毛目の平盃は、半年ぶりぐらいの登板になるでしょうか。白泥はそんなに厚掛けという訳ではないのですが、スピード感のあるの描かれ方の刷毛目です。サイズが口径10cm弱で深さもあり、酒器(平盃)として最適です。口縁部に欠けの金継ぎが2か所あります。まだまだ育つタイプのものなのですが、なかなか登板機会に恵まれず成長が止まってしまっています(笑)。残念なことです。ただ、刷毛目を育てるのは難しいところがありますね。意図したものとは違って汚らしいシミになってしまったり、また味が付き過ぎると刷毛目の美しさが分からないような状態になってしまうこともありますからね。
扁壺の高麗土器の徳利も以前にも何度かこちらで紹介したことがあります。扁壺というと2面が平たくなったものを想像しますが、これは1面だけが平たく形成されたものです。片扁壺とでも言ったらいいのでしょうか。作りはベタ底で底部の縁に1箇所小さい欠けがありますが、水漏れはしません。容量は1合半ぐらいだと思います。このように穴が大きい徳利は、使いやすいくていいですし、内部の汚れの状態も確認しやすくていいですね。また、ここまで大きいと内部を洗浄する際に歯ブラシを使って磨くことも出来るので内部の汚れの管理が大変楽になりますね。