「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(連夜の晩酌の巻)
今月になって1日中お天気のいい日というのが少ない気がしますね。それに気温の方が急に暖かくなったり、また朝晩は寒いぐらいになったりと不順なので体もしんどいですね。関東や東日本の方は現在警報級の大雨のようですね。そちらの地域の方はどうぞお気を付けくださいね。まだ梅雨前なんですけどね。
昨日こちらでの報告は無かったのですが、副題を「連夜の晩酌の巻」としています。実は昨日もやってはいたのです。ただ、昨日記事を作成しようと思って写真をパソコンで確認してみたら、お料理の写真が全て良くなかったんですね。光が入りすぎたような感じで白っぽく、ピンも甘いような感じでした。以前もそういうことはあって、その時は我慢して使ってたのですが、もう昨日はイヤになって放棄してしまいました(笑)。
それが昨晩は「祇園かぼちゃのたね」のお弁当をいただきましたので、副題の通り連夜の晩酌をすることとなりました。「かぼちゃのたね」は祇園通花見小路四条西入ル北側の了郭ビルの1階にあります。昨日いただいたお弁当は幕の内弁当のようでしたが、こちらは江戸焼の鰻と京お万歳のお店です。
おかずを2品足しています。おぼろ豆腐は高麗青磁面取八角小鉢に、キュウリのピリ辛漬けは李朝後期分院の白磁豆皿に盛り付けてみました。
酒器の方は自分の感覚では結構久しぶりの登板という感じの2点です。
李朝後期分院の白磁盃はいつ以来でしょうか?2年ぐらいはあいているように思いますね。写真は現物より青みが強く出ていますが、分院らしい青みのある白でよい肌の色です。サイズもよく形状も立ち上がりのある盃としてよい形です。後期分院の盃となると染付の物も希少ですが、実際のところ白磁の物の方が出会うのが難しいように感じます。口縁部に金継ぎが1か所あります。
絵高麗の徳利は90年代にソウル在住だったころに入手した物です。コロンとした丸っこい形は私が好きな形です。鉄砂で迷いなく描かれた고사리(コサリ 蕨)紋がいいですね。発掘品ですから、高台内と高台周辺を中心にカセがありますが、それほどひどいものではありませんが、使用後に十分乾燥させるようにしなければならないのが大変です。キズ・直しのない無傷です。容量は1合半程でしょうか。
こちらも久しぶりの登板ですが、間隔は分院の盃程ではないのかなと思います。5年以上やってると、もう前回が何時だったか思い出せません。調べるのも大変なので、育つタイプの物なんかで経年使用による変化を見てほしい場合などでない限り、もう過去の掲載の記事をお知らせするのはしんどくなりました(笑)。