「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(無地刷毛目大盃の巻)
近畿地方も今日から梅雨入りしたようです。平年より半月ほど遅い梅雨入りだそうです。これから鬱陶しい天気が続くのかと思うと気分が落ち込みますね。梅雨が明けたら今後はまた猛暑でしょうからね。考えただけでもしんどいですね。
今日は21日で東寺・弘法市の開催日ですが、昨日の夜遅くから朝まで雨でしたので行っていません。昨日の夜に天気予報見た時点で決めてました。昼前の午前10時ごろからは雨も上がりいいお天気になりましたが、天気予報が雨で朝雨が降っていると露店の出店が少ないですからね。
ただ、25日の天神さんは大雨が降ったとしても必ず行って来ます。今月は茅の輪くぐりですからね。茅の輪守りも買って来なければなりませんのでね。
弘法さんの代わりという訳ではありませんが、昨日はソウルで買ったキムチの残りを使ってトゥプキムチ(豆腐キムチ)を作って晩酌しましたので、そちらの報告をさせていただきます。
材料は白菜キムチと玉ねぎ、豚肉、ネギ、ゴマです。キムチはもうだいぶ日にちが経っていましたので、酸味が強くなって来てましたね。日にちが経って酸味が出てきたキムチは、このように炒め物にするか鍋にするのがいいですね。豆腐がいつも買うものと違ったので切り方が難しくて、一欠けのサイズがいつもより小さくなってしまいましたね(笑)。
トゥプキムチの時はマッコリがいいのですが、残念ながら昨日は用意できませんでしたので、日本酒にしました。しかしながら、いつもの日本酒の時のように徳利と盃でチビチビ飲むのは、私の中ではどうも違うなと感じましたので、昨夜は徳利は使わず無地刷毛目の大盃で飲むことにしました。あんまりやらないことなんですけどね。
無地刷毛目の大盃はサイズが口径約11cm、高さ6㎝ですから、酒盃としてはやはり大きいですね。私の場合このサイズならやっぱりマッコリがいいですね。最近は古陶磁器でワインやら焼酎のロックなどを楽しまれる方もいらっしゃるようなので、そのような用途にはよいサイズでしょうね。
状態は高台に銀継ぎが1箇所、口部から胴部にニュウが2本確認できます。ニュウの1本は口縁から見込みの中心辺りまでの長いものですが、漏れはしません。写真6番目と7番目のように、お酒を注ぐ前と注いだ後では見込みの表情が変わります。いい感じにアジが付いていきそうですね。
また今度マッコリを用意してこの無地刷毛目で飲んでみたいですね。お料理の器ですが、トゥプキムチは李朝堅手の大皿に、ほうれん草のお浸しは李朝初期白磁の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。