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昨夜の晩酌(キズ物刷毛目コンビの巻) - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(キズ物刷毛目コンビの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2024年07月12日(金)

20240712 1活発な前線と低気圧などの影響で、西日本を中心に梅雨末期の大雨となっている地域があり、土砂崩れが発生した地域もあるようです。幸いこちら京都市ではそれほどの大雨は今のところ降っておりません。ここ数日は強い雨が降る時間帯が深夜や早朝のことが多いので、移動などに差支えが無く助かっています。

まあしかし、線状降水帯による集中豪雨に見舞われた場合、最も危険なのが就寝中の時間帯なんですけどね。そういうことの無いように願います。長期予報を見ていますと来週の後半からはお天気の日が続くようですので、そこらあたりで梅雨明けになるんでしょうかね。

昨夜は以前にいただきていた三条寺町のすき焼きの三嶋亭のステーキ肉のみそ漬けが賞味期限を迎えておりましたので、それを焼いて晩酌しました。

写真を見ると肉がすごく焦げているように見えると思いますが、これ普通のステーキではなく味噌漬けなので、どうしてもこうなってしまうんですよね。言い訳しときますね(笑)。

副題にもありますように、昨夜の酒器はキズ物の刷毛目徳利と盃のコンビになりました。以前にもこの組み合わせがあったか無かったか、もう忘れてしまいました(笑)。6年ほどやってますからね。もう思い出せないんです(笑)。

刷毛目の盃は、口径が9.5cm~9.8㎝と最大径でも10cm切りの貴重なサイズです。こちらでももう何度かご紹介した物です。薄掛けの白泥で描かれた刷毛目で、長年の使用によりいい感じに味がついており、とろとろによく育っています。アジ付き過ぎの刷毛目平盃です。

これは入手時には無傷完品だったのですが、割ってしまい金継ぎしてもらっています。当時この手の刷毛目なども含む平盃が自宅に沢山ありましたので、それらを棚の中に数個ずつ積み上げて置いていたのですが、後ろにある物を取ろうと手を伸ばした際にそれらを倒してしまい、その際にこれだけが割れてしまったのです。きれいに3つに割れましたので、きれいに継いでもらうことができてよかったです。

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刷毛目の徳利の方は、最初からのキズ物です。ただ入手時には口部の金継ぎされている部分だけが共直しだと思っていたのですが、持ち帰ってから煮沸してみると胴部に白泥の剥がれを共直しされている箇所が多数現れました。口部とか高台部は共直しが無いか気を付けて見るのですが、この例ように胴部の共直しは上手にしてあるとなかなか分からないですね。

しかしながら、サイズも容量1合2勺程と独酌に最適なサイズですし、胴部2箇所に刻まれた二重の輪線がこの徳利の姿をピリリと引き締めていますね。

お料理の方ですが、三嶋亭の牛ステーキ肉のみそ漬けは李朝初期の堅手皿に、おからは高麗青磁の輪花形小皿に、蕨とお揚げと田舎こんにゃくの煮物は李朝初期白磁に小鉢に、生姜の甘酢漬けは李朝初期白磁の平盃にそれぞれ盛り付けてみました。

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