「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(パリ五輪日本メダルラッシュの巻)
ここのところ日本列島は8日に九州・四国、9日に神奈川、10日に北海道・東北と3日続いて大きな地震が来ましたね。3日続けて日本列島の離れた地域で地震が発生するというのは、過去に記憶が無いですね。西日本は相変わらず猛暑日が続いていますし、台風も接近中です。接近中の台風5号は東北地方を太平洋側から上陸して日本海側に抜けるという進路をとるようですが、これも過去には無かったような希少なケースのようですしね。
地震は予測が難しいですが、台風については進路の予想などがかなり正確にできるようになっていますので、進路にあたる地域の方はどうぞご用心ください。
もうすぐ閉幕となるパリオリンピックですが、日本選手のメダル獲得ラッシュが続いていますね。現在金メダル18ですか。うまくいけば金15個ぐらいは獲れるかな。と思っていたのですが、予想以上ですね。レスリングの特に女子の活躍が目覚ましいですね。それとフェンシングで金2、銀1、銅2のメダルを獲得したのは驚きでしたね。日本はフェンシング強国になってたんですね。ここまでなるには太田雄貴氏の貢献に依るところは大きかったんでしょうね。
昨日も陸上競技(北口選手やり投げ金メダルおめでとうございます)やレスリングの中継を深夜までテレビで見てましたので、寝不足で今朝二度寝して大遅刻しました(笑)。
前置きが長くなり過ぎましたが、最近そんな毎日を過ごす中での昨夜の晩酌でした。
盃は今回が初めてではないと思うのですが、過去がいつだったか何回目になるのか、もうよく分かりません(笑)。入手後10年近くなると思います。時代は李朝末期です。見込みが渦巻きになっているのが楽しいですね。青磁釉が掛けられた青い肌がきれいな盃でしたが、入手後に結構集中して使った時期があったので、ご覧のように見込みにはシミが出て、貫入も深くしっかりと刻まれました。こういう所謂アジが付くことに関しては、酒器においてはよしとされている訳ですが、このようなきれいな青磁釉のものについてはどうなのかな?と思う時があります。きれいな青磁釉の景色を濁してしまうようにも感じるんですよね。まあそれ言ってたら酒器としては使えないですけどね。気に入らなければハイターに浸ければ元通りきれいにはなりますけどね。
徳利の方もこちらで何度もご紹介した李朝初期白磁の徳利です。口に割と大きめの欠けの直しが3箇所ありますが、ふっくらとした下膨れで私の好きなフォルムです。写真ではちょっと分かり難いかもしれませんが、胴には釉垂れが見られ、またその下を横切るように線刻も刻まれています。容量は2合程度です。穴も大きくて使いやすい徳利です。高台にも欠けが1箇所あります。
お料理の方ですが、麻婆豆腐は李朝末期の陶器の鉢に、中華サラダは伊羅保手の小鉢に、イタドリの炒め物は李朝初期白磁の平盃にそれぞれ盛り付けてみました。