「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(残猛暑継続中の巻)
暑いですね。いつまでも。もうすぐお彼岸なんですけどね。昨日も今日も、そして確か一昨日も京都は猛暑日続きです。残暑なんて言う生易しいもんではないですね、これは。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉も、現在では当てはまらなくなってしまったんでしょうかね。
そんな訳で今日も店までは市バスを利用して来ました。確認してみると7月5日以降は定休日を除いて毎日バスに乗って来ています。夏場以外は清水寺近くの自宅から店まで片道約25分を往復歩いているのですが、もう2か月半近くバス通勤です(笑)。それでも帰りは頑張って毎日歩いて帰ってますよ。帰りはね、家にたどり着いたらクーラーかけてしばらく部屋でひっくり返ってたらいいですからね(笑)。
昨日もこの猛暑の中を歩いて帰り、部屋でしばらくひっくり返った後に阪神戦のナイター中継を観ながらの晩酌でした。タイガース昨日は広島に勝ちましたので、首位巨人に3ゲーム差となりまして、何とかアレンパまで首の皮1枚つながった状態です。今日は試合がデーゲームなんで観られません。明日はナイターでKBS京都で放送があるので楽しみです。
晩酌の方なんですが、三島の平盃は今回こちらでご紹介するのは初めてになります。最近入手した物ではなく、もう10年以上前からあったのですが、使ってなかったですね。見込みの連弁紋の象嵌が魅力の平盃です。側面には象嵌で輪線紋が配されています。サイズも口径が最大径10.5cmとよいサイズで、さらに嬉しいことに、口縁部内側にフリモノこそありますが(5番目の写真ご参照ください)、キズや直しは無く無傷です。入手した当時はこれを平盃ではなく小皿として見ていたんですかね。ほとんど使った記憶が無いんですよね(笑)。
徳利は以前にもこちらでご紹介したことのある高麗青磁の扁壺徳利です(写真6番目~8番目)。扁壺というと壺や瓶の胴の二方を平たく扁平にした物ですが、これは一方だけが平たくなっています。こちらは青磁でもきれいな青緑色の物ではなく黄色がかった色で米色青磁と言われる物です。米色というのは白米の色ではなく、稲穂のような色であることから来ているものです。容量はこれで1合と少し入りますので独酌に適量なサイズです。ご覧のとおり口が鳶口のようになっていてお酒を注ぎやすいです。と言いながら、こちらもこれまで登板機会は少なかったんですけどね(笑)。
お料理の方ですが、エビフライは金海手の皿に、オムレツは李朝初期官用の赤上りの堅手皿に、春雨と胡瓜、ワカメの酢の物は高麗青磁の深皿にそれぞれ盛り付けてみました。