「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌
今年2度目の「昨夜の晩酌」です。
李朝初期の徳利は、容量が正味一合です。
10年ぐらい前になると思いますが、ソウル踏十里古美術商街で購入した物です。
口に結構大きめの欠けがあったものを金直ししました。私が自分でしたものですが、奇跡的にうまくいった物の一つです(笑)。多分、これが私が自分でした最後の金直し作品ではないかと思います。
貫入のいい李朝末期の盃は、5、6年前にソウル仁寺洞の骨董店で購入したものです。この盃、実は店内にあった陶片の中に紛れていた傷物を見つけて拾い上げたものです。そんな訳でお安く購入できたのですが、傷が結構大きかったため、直し代が購入費と同じぐらいかかってしまいました(笑)。こちらの金直しは、専門家にしてもらったものです。やっぱり違います。
このような、貫入の入った盃は、使うほどに貫入は深くなり、雨漏りが現れたり、見込みがぼおっと赤みを帯びてきたりと、よく育ってくれる手なので、見つけると必ず買ってしまいます。
鮭の味噌漬けは李朝初期の堅手皿に、おから煮は三島の小鉢に、先日の初天神で購入したすぐき漬けは花三島の小皿に盛り付けてみました。
天神さんで購入した「すぐき」ですが、1つは自分用に、1つは実家用に、そしてもう一つはとある方にと思い、3つ買ったのですが、とある方はすぐきが苦手とのことで拒まれてしまいましたので、頑張って賞味期限までに自分で2つ食べますよ(笑)。