「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(リベンジの巻)
昨夜の晩酌です。ソウルの報告は週明けのどこかから必ず始めますので、まずはこちらを(笑)。
前回の「昨夜の晩酌(失敗の巻)」では、スーパーで購入した激甘のキムチとマッコリのおかげで、苦痛の晩酌となる屈辱を味わってしまいました(昨夜の晩酌(失敗の巻)へはこちらをクリック)。今回はソウルで購入した本場のキムチを使ったトゥブキムチ(豆腐キムチ)をあてに、再度マッコリでの晩酌に挑戦しました。
トゥブキムチは、まず、豆腐半丁を電子レンジで温めておきます(1分半~2分ぐらい)。豆腐は必ず木綿豆腐を使います。フライパンに油を少量入れ、そこにおろしニンニクを入れて軽く炒めます。油跳ねする前に豚肉をニンニクの上に被せるように置いて焼きます。そこに、玉ねぎ、キムチ、ネギの順に投入しさらに炒めます。次に、少し甘みをつけるために、焼き肉のたれを少量入れます。炒め終わる直前に、ごま油を回しかけ、全体になじむように混ぜて火を止めます。先に温めておいた豆腐を1~1.5cm程度の厚さに切り、すばやくお皿の周りに並べます。豆腐を並べたお皿の真ん中に、炒めたキムチ等をこんもりと盛ります。最後にゴマを振りかけて完成です。
今回は本場のキムチを使いましたので、大変おいしくできました。甘みも少量の焼き肉のたれを使って、いい感じにつけることができました。あと、今回もスーパーで、前回と同じ甘みの強いマッコリを購入しましたので、マッコリ自体を冷蔵庫で冷やすのではなく、常温のマッコリに氷を入れて冷やすことで、甘さを抑えました。完璧です!リベンジなりました!
器の方ですが、今回マッコリは李朝後期の片口でいただきました。これは、弘法さんと天神さんに出店するキム社長のところで、確か2,3年前に購入したものです。よく育っており全体にシミが出ています。ここまでのシミだと油じみである場合が多いのですが、幸いなことに油臭はしません。写真ではよく見ないと分からないのですが、注ぎ口の周りに鉄砂がかけられているのが貴重です。トゥブキムチは前回と同じ李朝初期の堅手大皿に盛りました。盃は李朝後期の白磁小鉢を使ってみました。細かい貫入があり、青みを帯びた釉薬がきれいです。