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昨夜の晩酌(お久しぶりの盤口徳利の巻) - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

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昨夜の晩酌(お久しぶりの盤口徳利の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2019年12月14日(土)

DSC 8496 2久しぶりの昨夜の晩酌です。ちょうど3週間空いてしまいました。前回からその前も2週間空いてしまっていましたから、先月からこの記事が減ってきていますね。前回にも記したように、寒くなって鍋をする機会が増えたことも影響していますし、今月はソウルに行っていたので、ずっとそちらの報告をしていましたからね。一昨日でソウルの報告も終わりましたので、昨夜は、お客様から以前いただいていた桜エビはんぺんと実家でもらった野菜とお揚げの煮物をあてに晩酌をいたしました。

李朝白磁の盃は分院末期のものです。官窯であった分院が李朝末期に民窯になってから作られたものです。末期のものらしく、形もいびつで、ご覧の通り口縁のラインもぐにゃぐにゃしています。この時代のものとしても口づくりが厚い作りになっています。真っ黒に色のついたニュウが口縁に4本見られますが、その他には割れ・欠け・直し等のキズはありません。写真では分かり難いですが、見込みに貫入と釉溜まりがあって、酒を注ぐとよい景色になります。

李朝白磁の盤口の徳利は、李朝後期の民窯で焼かれた物でしょう。この手の徳利はよく見かけますが、ほとんどがサイズの大きいものです。容量が3合程度のものや、小さくても2合を超えるようなものが多いのですが、この徳利は1合7勺程と何とか独酌に使えるサイズです。昨夜、久しぶりに使ってみました。以前はこれでお代わりしていましたが、今はもう一回で十分ですね(笑)。盤口を好まない方もいらっしゃるようですが、私は嫌いではありません。李朝初期の堅手徳利などに多いいわゆるラッパ口の場合、一升瓶から徳利にお酒を注ぐ際にあふれさせてしまうことが度々ありますが、盤口の場合は受け止めてくれる容量があるため、その心配がありません。

野菜とお揚げの煮物は三島石榴紋の深皿に、桜エビはんぺんは李朝白磁祭器面取台皿にそれぞれ盛り付けてみました。桜エビはんぺんは、茨城のお客様から頂いたものですが、お勧めの食べ方として、パッケージに「焼く」か「生(なま)」か「レンジでチンする」かとありましたので、魚焼き機で焼いてみました。結構時間をかけて、写真のように焦げ目がつくまで焼いてみましたが、外はパリッと中はふわふわでおいしかっです。

はんぺんにつける生姜とポン酢を入れた小皿は、李朝初期の白磁小皿です。

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