「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(染付「水(?)」字紋盃の巻)
今日の京都はいいお天気で暖かいです。桜が今満開ですが、これで咲ききってしまい、一気に散るでしょう。
今日は土曜日と週末です。毎年のこの時期の週末ですと人の出がものすごかったのですが、今日午前中店の方に来る際に、四条通の祇園~花見小路を歩いてきましたが、本当に人が少なくてガラガラでした。歩きやすくていいです(笑)。新型コロナウィルスの感染拡大により、外国人観光客だけでなく、国内の観光客もめっきり少なくなりましたので、結構どこに行っても空いています。バスなどの乗り物も空いていて乗りやすくなりました。外国人観光客が多かった時は、バスはいつも満員でバス停には人があふれ、京都駅からバスで移動しようと思ったら、2台ぐらいは待たないと乗れないぐらい、沢山の人がバス停に並んでましたからね。
と言って、私は今バスなどの乗り物に乗ることはほとんどない生活です。清水寺近くの自宅から古門前のこちらの店までは、毎日徒歩で往復しています。片道25分ぐらいですね。しかも、私は家では一人ですし、お店の方にもお客さんはほとんど来られませんので、密閉・密集・密接の3つがそろう条件からは程遠い、感染防止には理想的な環境で日々生活しております(笑)。
話が長くなりましたが、昨夜の晩酌です。糖尿の数値が高いため節酒中でして、昨日は先月25日にビールを少し飲んで以来の飲酒でした。頑張ってますねえ(笑)。
染付の大盃は、見込みに漢字の「水」のような字が書かれています。口縁の外側には、3箇所に写真のような図が描かれています。購入する際にはこの図が蝙蝠紋だと言われましたが、どうでしょうか。90年代だったと思いますが、入手した当初は喜んでしばらく使っていましたが、やはり大きいので、新たにサイズのいい盃を入手した後には、そちらに登板機会が移っていったように記憶しています。昨夜久しぶりに使ってみましたが、やっぱり大きいですね(笑)。李朝後期に民窯で焼かれた染付でしょう。
初期堅手の徳利は、こちらもサイズやや大きめで容量は二合と少しです。写真で見せている面が肌の色が一番きれいな面です。反対側はもっと濃いグレーです。こちらは無傷完品です。初期堅手の徳利はたくさん持っていますが、無傷のものは、もうこれと合わせて2本だけになりました。この時代のものには珍しく、薄手のためサイズの割には手取りが軽いです。この徳利も日頃あんまり使ってなかったですね。入手したのは、もう15年ぐらい前になるでしょうか。
カレイの塩焼きは李朝初期の堅手皿に、白和えは高麗青磁の小皿に、ゼンマイと筍、厚揚げの煮物は李朝初期の堅手小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
節酒中ですが、晩酌は今月中にもう1回やるつもりです。中旬以降かなっと思ってます。