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昨夜の晩酌(半筒井戸風盃の巻) - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(半筒井戸風盃の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年04月29日(水)

DSC 0082 3今日からゴールデンウィークに突入しましたね。と言っても例年とは違い、新型コロナ禍で緊急事態宣言が出された中では、ゴールデンとは言い難い今年の大型連休となってしまいましたね。緊急事態宣言が出されて3週間が過ぎ、感染者数は安定してきましたが、残念ながら思ったほど大幅には減っていませんね。旅行や遠出も出来ない連休ですが、この期間中はいいお天気が続くようです。皮肉なもんですね(笑)。

だから家飲みしたという訳ではないのですが、昨夜の晩酌です。実は、昨日の晩も貰い物のシチューがあったのですが、そちらは今日のお昼に回して晩酌しました(笑)。来週の木曜日にまた検査があるので、もうここらあたりが最後かなというのもあったんですけどね(笑)。

高麗徳利は以前、まだこの「昨夜の晩酌」に副題がつく前の初期の頃に一度紹介していました。ころりんと丸っこく可愛らしい形状です。容量は以前約2合としていたようですが、昨日お酒入れてみると一合八勺ぐらいでしたね。口縁に4か所、昔に私が自分でした金継があります。前回紹介した時以来の登板でしたね。

盃の方は、20年近く前に購入したものです。この盃は、これまでにこちらでは、まだ紹介していないものです。李朝後期に民窯で焼かれたものだと思います。琵琶色の肌に貫入があり、底は縮れ釉になっていますので、これを井戸と言いう人もいるかと思いますが、控えめに「井戸風」としておきました(笑)。無傷なのですが、胴の片面に写真のような引っ付きがあります。窯の中でこの面を下にして横になっていたのでしょうか。そんな感じの広範囲にわたる付着物です。降りものという感じではありません。反対側にも小さな引っ付きが一つあります。こういう引っ付きなどを嫌う人は多いと思います。まあ、確かにこんなものの無いきれいな肌の方が望ましいですが、古陶磁器ですから、こういうものに対しても寛容な心で受け入れられる方が、より楽しめると思います。この盃の引っ付きですが、私はこれを手に取った際に、ここに指をかけて持つと滑り止めになるなあと思いながら購入しました(笑)。

赤魚のみぞれ煮は李朝後期分院の白磁皿に、サンド豆の胡麻和えは三島の小鉢に、筍のきんぴらは李朝初期の堅手小皿に、それぞれ盛り付けてみました。

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