「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(天ぷら圓堂 天ちらし弁当の巻)
晩酌は日曜日あたりにしようかと思っていたのですが、昨日の晩ご飯に、八坂通りの天ぷら圓堂さんの天ちらし弁当をいただきましたので、急遽、昨夜の晩酌となりました。相変わらず、もらいメシで生きてますよ(笑)。
天ちらしは、写真のとおりご飯の上に海老天をはじめとする様々な天ぷらを正にちらしたお弁当です。野菜や生麩、それに圓堂さんの名物、トウモロコシの天ぷらも入ってました。ご飯の上には海苔が被せられていました。容器が電子レンジ対応の物ではないようでしたので、温めて食べることができなかったのが残念でしたが、それでも充分に美味しくいただけました。
天ぷら圓堂と言えば、八坂の塔(五重の塔)を東に見る八坂通に、かつてはお茶屋だったという築100年におよぶ伝統的な京都の数奇屋造りの本邸の他に、同じ八坂通に南邸・西邸を構え、さらには同じ八坂通にあるホテル ザ セレスティン京都祇園内にも出店されています。その他に、京都市内では岡崎に岡崎邸も出店されました。大変繁盛していたのですが、新型コロナ禍でこちらもやはり苦しいでしょうね。京都はまだですが、全国39県で緊急事態宣言が解除されましたが、飲食店にお客さんが戻るのには、まだまだこれから時間を要するでしょうね。圓堂さんについては、過去にこちらでご紹介したことがありますので、詳細はこちらからご覧ください(天ぷら圓堂の紹介記事へはこちらをクリック)。
三島の徳利は口がぐるりと全て金直しが施されています。まあ、それは仕方がないのですが、気に入らないのは高台が写真のようにすり整えられていることです。多分、砂や小さな石などが付いていたため、安定が悪く、膳に置いた時にキズがつくなどの理由によるものだと思いますが、好きじゃないですね。胴には釉垂れが見られ、そういうところはいいんですけどね。残念です。こちらは白象嵌です。容量は1合6勺ほどです。
盃の方は、赤味の出た御本手茶碗のような味のいい盃です。口縁に私が自分でした金直しが3箇所あるキズ物ですが、見込みの釉垂れもいい景色ですし、高台内は縮れ釉になっています。これはソウルにいた時に入手したものですが、どこの店で買ったのか忘れてしまいましたね。この手のものは、大抵は踏十里か長安坪で買っているのですが、店が特定できないですね。これも久しぶりに使ってみました。
白和えを盛り付けたのは、李朝末期の染付小鉢です。残念ながら、お弁当の中身が分かるように写真を上から撮っているので、染付の部分が全く写っていませんが(笑)。