「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(飛鶴の巻)
6月に入り、もうもらいメシ生活も終わりです(笑)。その間、晩ご飯に本当にいいお弁当をいただいて、ただただ感謝です。
昨夜の晩酌ですが、そういう訳で酒の肴の方は、もう高級料理店のお料理ではありません(笑)。酒器の方も、もう段々とネタが無くなって来て、とうとう今回は店にある物を持って帰って使いましたよ(笑)。
徳利はこのホームページのTOPの写真にもある、三島の白黒象嵌飛鶴紋徳利です。白黒象嵌の三島徳利は、酒器のコレクターなら一つは持っておきたいものでしょう。しかも飛鶴紋となれば、なかなかお目にかかるのも難しいですよね。サイズも高さ13.5cm程で容量は1合1勺と、徳利として理想的です。口縁に小さな金継が1箇所ありますが、釉薬にカセもなく大変状態の良い、美しい徳利です。穴はやや小さめですが、トクトクトクと音を立ててお酒が出ます。三方に鶴が配されています。昨日持ち帰って使い、現在内部乾燥中なので、今日は店に持って来られませんでした。明日か明後日には持ってきます。
盃の方も店から持ち帰ったものですが、こちらは店にあったものではありますが、まだ仕舞った状態で店の棚には出していなかったものです。こちらも三島白黒象嵌飛鶴紋の盃です。こちらはサイズが、口径8.5~8.9cm、高さが4.6cmと、日本酒を飲むには少し多く過ぎるものです。三島の盃というと、大体これぐらいにサイズになってしまいますね。口径が8cm未満の物というのは、なかなかお目にかかれませんね。こちらは四方に鶴が配されています。状態は、こちらも口縁に金継が1箇所あります。こちらは、今日また店に持ってきましたよ(笑)。
お料理の方は、サバの味噌煮は李朝後期分院の白磁皿に、揚げ出し豆腐は李朝初期の堅手茶碗に、ひじき煮豆は李朝後期の白磁小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
煮豆を入れた白磁小鉢は、口縁に注ぎ口が2箇所あり、片口のような形状です。注ぎ口が細いものとやや広いものがあり、購入する際に、これが薬をビンなどに入れる際に使った器で、注ぐ先の器の口が小さい時は細い方で、大きい時は広い方で注いだのだと説明を受けましたが、真偽のほどは分かりません。盃として使うつもりで購入し、一度だけ使ってみたのですが、見込みにフリモノが多く、盃には向きませんでした。
揚げ出し豆腐は、もう少し大きめの器にした方がよかったですね(笑)。