メニュー

昨夜の晩酌(三島白黒象嵌蓮花紋徳利の巻) - 韓国骨董 李好

TEL:075-532-5877

〒605-0089 京都府京都市東山区古門前通大和大路東入元町367-4 杉山ビル2階 *京阪三条駅より徒歩3分

 

京都府公安委員会許可第611251830002号 TEL/FAX:075-532-5877 営業時間 11:00~18:00 定休日 水曜日

 

昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(三島白黒象嵌蓮花紋徳利の巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年07月14日(火)

DSC 0828 2あまり日にちを置かずの昨夜の晩酌です。前回が10日(金)でしたから、2日しか空いていません。でもまあ、今週はこれっきりにして、次回を来週末頃まで空ければ問題ないですから(笑)。

何故こうも早く今月2回目の晩酌になってしまったかというと、お弁当のせいなのです。5月末で終了したはずの「もらいメシ弁当」でしたが、実は今月(7月)に入ってもまだちょくちょくいただいてまして(笑)。昨日いただいいたのが、祇園末吉町 喜久政のお弁当でした。今までも何度かいただいていたのですが、とにかくその内容が写真のとおり日本酒に合いそうなものばかりで、これまでもいただく度に「これで酒飲んだらうまいやろなぁ」と思っていました。しかし、検査前ということなどもあり、これまでは我慢してきたのですが、昨日やっとその願いを遂げることができたのです。大袈裟か(笑)。

副題に挙げた蓮花紋白黒象嵌の三島徳利は、15年ぐらい前にソウル黄鶴洞で見つけたものです。胴の4面に蓮花紋が象嵌されています。口縁に共直しが2箇所ありましたので、金直しにしてもらいました。その際に、2枚目の写真のように高台内にも金継ぎされて帰ってきました。高台内にキズは無かったのですが、底の部分が大変薄く作られており水がシミ出してくるため、気を利かせてしてくれたものでした。確かに底が薄いため、お酒を入れると高台内が真っ黒にシミて来ます。さらに、焼きの甘い発掘品ですので、使った後に乾かすのが大変です。なので、登板機会はどうしても少なくなりますね。容量は1合半程度と独酌によいサイズなんですけどね。

盃の方は、李朝後期~末期の民窯で焼かれたものでしょう。全体に貫入があり、見込みと高台(底)の周辺には赤みが出ています。さらに高台(底)周辺の釉薬はカイラギ状になっており、見どころの多い盃です。井戸手盃と言いたくなりますね。これ、最近はあまり使ってなかったのですが、使い込んで行くと更に貫入は深く濃くなり赤味も増して、正に井戸手盃というに相応しい盃に姿を変えていくタイプのものでしょう。楽しみですが、私はもうそこまで育てられないでしょうけどね(笑)。

カボチャのたね(四条花見小路西入ル北側2軒目了郭ビル1階)のお茶漬け鰻(鰻の佃煮)は、堅手の小皿に盛り付けてみました。堅手小皿は、口径が10.0~10.5cmで平盃としても使えるサイズです。

末吉町の喜久政さん、私は行ったこのがないんですが、一度行ってみたいですね。当店からも近いんですよね。一度どんな感じのお店か、表から探ってみましょう(笑)。

 DSC 0805 2 DSC 0811 2 DSC 0813 2

Copyright © 韓国骨董李好 All Rights Reserved. login