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昨夜の晩酌(再度登板魅惑の百合の巻き) - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(再度登板魅惑の百合の巻き)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2020年08月05日(水)

DSC 1074 2約10日ぶりの昨夜の晩酌です。今月も10日に1回、月3回ぐらいのペースで晩酌の方はやって行こうかなと思っております。まあ、これも含めてですが、新型コロナ禍の影響でこちらのブログがお食事系の記事ばかりになって来ていますので、何とか今月は京都の骨董市が開催されてくれるといいのですが。

それにしても、長い梅雨が明けた後は猛暑ですね。今日は京都の最高気温は38℃まで上がるとの予報です。今日は水曜日でお休みですので、買い物などに出ようと思っていたのですが、近所で済ませられる最低限の買い物だけで済ませて、クーラーの効いた家の中でゆっくり過ごすようにしようと思っています。

昨夜ですが、久しぶりに百合の陰刻紋の堅手徳利を登板させました。この徳利、随分前に店の方に持って行っていたのですが、店頭に並べることもなく、昨日晩酌用に持ち帰って来たものです。李朝初期の堅手徳利の胴に百合の花がでかでかと陰刻された類例を見ない徳利です。購入時には直しは無く、口の半分以上を欠いた状態でしたが、購入後2年ぐらいしてから専門家に直してもらいました。容量はほぼ2合です。百合の絵が大胆なところが面白く、魅力を感じます。この徳利に関しては、2019年4月16日作成の「昨夜の晩酌(魅惑の百合の巻)」も合わせてご参照ください(「昨夜の晩酌(魅惑の百合の巻)」へはこちらをクリック)。

盃の方は、李朝後期~末期に民窯で焼かれたものでしょう。紫色のボディーには全面に貫入が入っており、見込みや高台(底)辺りには赤みが出ています。さらに、火間や釉垂れも見られ、景色の良い見どころの多い盃で、私好みのものです(笑)。この手の盃が、これも合わせて4つほど手元にあります。他の2点についても、以前こちらの記事でご紹介しています。

ただ、残念なことに購入時には口縁部に結構大きめの傷がありまして、当時は欠けたままの状態でした。こちらの傷の直しは私が自分でしたのですが、大きめの欠けにもかかわらず、奇跡的に失敗なく一度で出来てしまい、当時大変喜んでいました。貫入・釉垂れ・雨漏り・火間、これらのうち貫入を含み3つ以上がそろっている盃は、見つけたら必ず買ってしまいますね(笑)。

お料理の方ですが、鳥の肝煮は三島の小鉢に、もずく酢は李朝末期の染付小鉢に、トウガラシのおかか煮は堅手小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。

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