「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(直しの直し盃の巻)
プロ野球日本シリーズもソフトバンクの4連勝で早々に終了しましたね。昨年もソフトバンクは巨人相手に4連勝だったようですね。ソフトバンク4連覇ですか。すごいですね。パリーグがここ10年ぐらいは、圧倒的に強いようですね。私は阪神ファンですので、セリーグファンということになりますが、今年の日本シリーズ見てたら、ソフトバンクはパワフルでしたね。打者はフルスイングでホームラン連発するし、投手の方も150㎞台の速球投げるピッチャーがずらりと揃ってるしで、巨人は完全なパワー負けという感じでしたね。
でもまあ、シーズンが無事に終了してよかったですね。今年は新型コロナ禍で開幕も遅れ、試合数も120試合になり、さらに開幕当初は無観客試合、その後、少しずつ観客を入れての開催と、これまでに経験の無いことばっかりでしたからね。
新型コロナ禍の方は、一向に収まる気配は見えず、感染者数の増加もそうですが、心配なのは重症者数が増えて過去最高にまでなって来ていることですね。このままでは、病床数が足りなくなってしまう恐れが出てきましたね。政府と都道府県知事は、ようやくGoToキャンペーンの部分的な停止措置をとり始めましたが、遅いですよね。旅行と会食を推奨してる時ではないですよね。ここはもう医療の方に支援することを考えないと、新型コロナだけでなく、通常の医療行為を受けることにまで影響してきますよね。
前置きが長くなってしまいましたが、私なりに新型コロナウィルス感染対策として、昨夜は自宅で晩酌しました(笑)。皆さんも外での会食は控えて家飲みしましょうね。
三島の徳利は以前にも、こちらで一度ご紹介したことがあります。口が半分以上銀直しになっていますが、容量が1合半程と独酌用によいサイズです。前にご紹介した時以来の登板となりました。キズはありますが、その分普段に気軽に使える徳利です(先にご紹介した記事「2019年3月17日 昨夜の晩酌(カラスミの巻)」をご覧になるにはこちらをクリック)。
井戸手の盃は、20年近く前に入手したものです。キズが多く、口縁に4箇所下手な共直しがありましたが、なかなか味のいい物でした。その頃は、直しを自己流でやり始めた頃でしたので、自分で直せばいいやと思って購入しました。
煮沸して共直しの部分を全て外して、欠損部をパテで形成し、漆と金を塗って(普通は漆を塗ったところに金を撒くのですが、私はそれが苦手で、漆に金を混ぜたものを塗り付けていました)乾かし、ペーパーと布で磨ぐところまでは行ったのですが、磨ぐのがなかなか上手くいかず、表面がデコボコして平らにならず、地のパテが見えてきたところもあり「こらアカン」とそのまま投げ出していたのでした(笑)。
それをこの度プロにお願いし、磨き直し等の方法を駆使していただき、無事に写真のとおりになって、先日帰って来たものです。やっぱりプロは技術が高いですね。お陰様で使える盃が一つ増えました。口径がおよそ8cmの井戸手盃です。
お料理の方は、鯛のあら煮は李朝初期白磁の深皿に、野菜と飛龍頭(ひろうす)の煮物は三島の小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。