「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(おかえりなさいの割れ継三島平盃の巻)
朝夕めっきり冷え込んで参りました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
これは今年お亡くなりになった吉本新喜劇のチャーリー浜さんの数多いギャグの中の一つです。このフレーズは、実際の気候とは関係なく使うところがギャグだったのですが、ここ数日はこれがギャグにならない気候ですね。ただ、朝晩は冷えるのですが、昼間の日差しが強い時は結構暑いです。うちの店は南向きの2階で窓が大きいため、昼前から午後2時3時頃までは暑いのですが、それ以降になると急に冷えてきます。今は昼過ぎでお天気もいいため、店内は暑いくらいですので、入口とベランダの扉を開け放しています。
そう言えば先日、コメディー№1で坂田利夫さんとコンビを組んでおられた前田五郎さんもお亡くなりになられましたね。さみしい限りです。ご冥福をお祈りいたします。
久しぶりの昨夜の晩酌です。実のところ、晩ご飯の時には、ほぼ毎晩ビール(正確にはサッポロの「麦とホップ」)を飲んでいますが、日本酒を飲むのは本当に久しぶりになります。毎晩ビール(正確にはサッポロの「麦とホップ」)を飲んでいても1日2食にしてからは、ずっと糖尿の数値(HbA1c)の方は安定しています。
昨夜は、直しに預けていた三島の平盃が帰ってきましたので、それを使って一杯やってみました。こちらの三島平盃は、もう多分15年以上前にソウルの仁寺洞で購入したものですが、その時は割れた部分を共直ししてありました。しかしながら、薄手でサイズのいい三島でしたので、思い切って購入し家で煮沸して表面の樹脂を落としては見たのですが、それ以来、一度も使ったことはありませんでした。今回、無事金継ぎされて帰ってきましたので、初めて使ってみました。口径が最大でも9.8cmと三島の盃としては、なかなか得難いサイズです。割れた4つのパーツが金継ぎされていますが、3つは割れ継ぎで、1つが呼び継ぎです。もう1箇所口縁の欠けに金継ぎがあります。写真は2枚目の写真が現物に近いです。3枚目と4枚目は青く出てしまいました。そんなに青くはありません。今回使ってみて、もう少し自分で使ってみたくなりました。
徳利の方は、もう今回でこちらには4回目の登板ぐらいになると思います。サイズのいい三島の徳利です。口に2箇所の欠けを金継ぎしてあります。容量1合2勺程と独酌に最適なサイズです。釉薬の状態がよく艶々していて触り心地がよいです。穴も大きくて酒の出がよいです。可愛らしくて好きな徳利の一つです。
焼き魚は李朝初期の堅手大皿に、もずく酢は高麗青磁の小鉢に、玉子豆腐は三島の小皿に、それぞれ盛り付けてみました。焼き魚はホッケなのですが、大き過ぎてお皿からはみ出てしまいました(笑)。これ以上大きな皿が家にはありませんので仕方が無かったんです(笑)。
明日7日(第1日曜)は東寺ガラクタ市の開催日です。緊急態宣言がも解除され、開催中止の案内も今まで出ていませんので、予定通り開催されるでしょう。明日は、朝起きられたら少し覗いてこようと思っています(笑)。