「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(お雛さんのちらし寿司の巻)
昨日3月3日はおひな祭りでした。昨夜はおひな祭り用に祇園 川上さんのちらし寿司をいただきましたので、これらで晩酌しました。錦糸卵を薄く敷いた上に、海老、煮穴子、イクラ、ホタルイカ、生麩、菜の花などが上品に盛り付けられていました。
他に、おかずの大根とお揚げの炊いたんは伊羅保手の小鉢に、鶏の肝煮は李朝初期堅手の小鉢に、それぞれ盛り付けてみました。
李朝初期堅手の徳利は昨年のひな祭りの時にも登板してもらいました。なのでちょうど1年ぶりの登板となります。容量が8勺程と1合に満たない小さな可愛らしい徳利です。高台内の一部とその周りにカセが見られますが無傷です。私は容量が1合に満たない徳利は、酒徳利とは見做さないのですが、この徳利は無傷で可愛らしかったので購入しました。おひな祭り用の可愛い徳利として、年に一度活躍してもらおうかと考えて昨夜使ってみました。
初期堅手の盃は、こちらでは今回が2回目の登板です。現物の色は写真程は青みが強くありません。もうちょっとグレーな感じです。しかしながら、形状が椀形で口径7.2~7.3cmサイズの初期堅手の盃というのは、なかなか入手困難です。しかも薄造りの上手物です。写真では分かり難いかもしれませんが、ここまで薄手の物というのも他に見たことがありません。90年代にソウルの踏十里古美術商街で入手したものです。踏十里と長安坪、仁寺洞も新型コロナ禍で2年以上行けてませんが、あちらも商売続けていくのが大変だろうと心配しています。まあ、人のこと心配できる程にこちらも余裕ないですけどね(笑)。
実はこの他にも、例年通り実家からもちらし寿司をいただきまして、そちらも昨夜のうちにいただきました。毎年節分とひな祭りはお寿司で炭水化物摂り過ぎますね(笑)。でも、やっぱりありがたいことですね。