「京のお食事処」
こちらでは、京都のお食事処をご紹介しております。
京都の骨董街にいらっしゃった方々のお役に立つよう、骨董街や骨董市への行き帰りなどに、ご利用していただきやすい地理的条件のお店を中心にご案内しております。
1,000円以内のランチから懐石やコース料理まで幅広くご紹介しておりますので、京都へお越しの折には、ぜひご参考になさってください。
北京料理 東華菜館
昨日の晩ですが、四条大橋西の東華菜館へ行ってきました。個室でコース料理をいただきました。
一番お安い5,000円のコースを注文しました。内容は、前菜・カニ入りフカヒレスープ・揚げ物2種・イカと海老の炒め物・鶏肉の紹興酒香り付炒め・水餃子・餡入揚げ餅・杏仁豆腐でした。京都の中華料理らしく、あっさりと上品なお味付けでよかったです。
コースは他に、6,000円、7,000円、8,000円、10,000円、12,000円のものがあり、さらに、15,000円と20,000円の特別コースもあります。20,000円のコースは前日までに予約が必要です。
また、鴨川納涼床(約120席)は5月1日から9月30日まで、屋上ビアガーデン(約60席)は6月中旬から8月中旬の週末祝日及び約30名様単位でのご予約で開催しているようです(午後5時から)。
こちら東華菜館さんは「矢尾政」という洋食店がその前身で、現在のスパニッシュ・バロックの洋館の建物は、その設計をウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏に依頼し、大正15年に建てられたものだそうです。学校・教会建築を数多く残したヴォーリズ氏による商業建築は少なく、こちらがヴォーリズ氏による生涯唯一のレストラン建築のようです。
その後、戦時色が深まる中、洋食レストランの存続が許されない状況になり、昭和20年末に現在の北京料理「東華菜館」になったとのことです。
また、こちらのエレベーターは1924年米国で製造、輸入されたもので、現存する日本最古のエレベーターです。こちらに来たら、このエレベーターに乗らないと意味がないですよね。もちろん今回もこちらに乗って2階まで移動しましたよ(笑)。
東華菜館の建物等の詳細につきましては「東華菜館」で検索して、お店のホームページでご確認ください。