「京のお食事処」
こちらでは、京都のお食事処をご紹介しております。
京都の骨董街にいらっしゃった方々のお役に立つよう、骨董街や骨董市への行き帰りなどに、ご利用していただきやすい地理的条件のお店を中心にご案内しております。
1,000円以内のランチから懐石やコース料理まで幅広くご紹介しておりますので、京都へお越しの折には、ぜひご参考になさってください。
西陣 天ぷら 天喜
本日、天神さんの後、お昼ご飯を千本今出川上ルの天喜さんでいただいてきました。
天喜さんは、こちら西陣の地で昭和8年に創業され、初代のご主人が天ぷら会席を日本で初めて発案されたお店です。天ぷらの天喜として京都ではよく知られたお店です。
お店の位置が以前の職場からは近く、今の女将がOGということもあり、当時は外国からのお客様の接待の時などに、よく利用させていただいていました。お店の造りは、奥へ進むと錦鯉のいる池のある中庭があり、池の橋を渡った先に大小さまざまな座敷が、お庭を囲むように建てられており、風情のある空間になっています。そのような雰囲気ですので、外国からのお客様には、大変喜んでいただけました。また、公用だけでなくたまにはプライベートでも、他府県から来られた知り合いなどをお連れしたりもしていました。
今回も、元々は他の人をお連れするつもりでお誘いしていたのですが、どうしても都合がつかなくなったということでした。そんな訳で、最初は一人だったらもう少しお手軽なお値段のところ、例えば「とんかつ大江戸」か上七軒歌舞練場の「茶ろん上七軒」等で済まそうかとも考えたのですが、25日の天神さんと定休日の水曜日が重なることもそうそうないので、久しぶりに天喜さんに行ってみることにしました。北野天満宮からは徒歩で10分ぐらいです。
これまでは、奥のお座敷に上がっての食事ばかりだったのですが、今日は一人のお昼ということもあって、初めてテーブル席の方でいただきました。お店を入って直ぐのところに、カウンター席とテーブル席もあり、こちらは予約なしで利用できるようです。こういう時期ですので、やっぱりテーブル席には私の他にお客さんはいませんでした。
本日は、カウンター・テーブル席での5,000円(税込5,500円)のコース料理をいただきました。内容の方は、先付、八寸、椀物、お造り、天ぷら、煮物、ご飯と香の物、水物でした。先付はからし菜のおひたし、椀物は海老しんじょう、天ぷらは海老3尾とワカサギも2匹下の方に隠れてました(笑)。
お料理の方は、天ぷらはもちろんのこと、他のお料理も京料理らしく、上品なお味に繊細な造りで変わりなく大変良かったです。ただ、給仕をしてくれる若い女の子が問題で、料理を出す際に「天ぷらです」「お造りです」みたいな感じで、全く料理の素材などに対する説明がなく、素材について質問すると「訊いてきます」と言ってその都度厨房に訊きに行くという始末です。アルバイトの子なのかもしれませんが、板さんが料理を持たす時に説明しないのがちょっと不思議です。これまで、お座敷でいただいた時には、こんなことは無かったんですけどね。残念でした。
お昼のテーブル席のコースは他に、3,500円(税別)と8,000円(税別)があります。また、天ぷらコースが6,500円(税別)からとなっています。お座敷でのお昼の会席は平日6,000円(税・サ別)、土日祝日は7,000円(税・サ別)です。夜のお座敷での会席は10,000円(税・サ別)からとなっております。