「ソウル情報」
こちらでは、ソウルの骨董情報をご提供しております。ソウルの骨董街、仁寺洞、踏十里・長安坪古美術商街、黄鶴洞等の関する情報のご提供。また、それら地域の骨董店のご案内も致しております。
お食事処につきましても、骨董街の周辺を中心にソウルのお食事処を幅広くご案内致します。 ソウルの骨董街へお出かけの際には、ぜひご参照の上、ご利用ください。
ソウルタワーの見える風景 2024.12 해방촌 (ヘバンチョン)
私がソウルに滞在していた90年代、最後の3年間は용산구(龍山区 ヨンサンク)の후암동(厚岩洞 フアムドン)に住んでいました。そこでは毎日帰宅時にソウルタワーを正面に見ながら細道を歩きました。私はそのソウルタワーの見える風景が気に入っていましたので、これまでもこちらで当地のソウルタワーの見える風景をご紹介して来ました(詳細については過去の記事をご確認ください。22024年3月28日付の記事「ソウルタワーの見える風景(2024.3)Part1」へはこちらをクリック)。
今回はインスタグラムで見たソウルタワーの見える風景を訪ねて、初めての場所に行って来ました。1番目の写真のように、ソウルタワーの見える風景をインスタにしばしばアップさられる方がいて、その中でも해방촌(ヘバンチョン)というところで撮られた写真に心ひかれ、ぜひ行ってみたいと思っていました。そこでその方に教えてもらった情報というのが最寄り駅「녹사평(ノクサピョン)」駅でそこから2番出口を出て徒歩20~30分(遠い~)ということでした。
「녹사평(ノクサピョン)」駅は6号線で삼각지(三角地 サムガクチ)と이태원(梨泰院 イテウォン)の間です。初めて降りた駅でしたが、ステンドグラスがあったり天井がドーム状になっていたりと芸術的な感じの駅でした。当日は2番出口が工事中で1番出口を出て2番出口側に向かいました。
ここから20~30分は遠いなと思いながら歩いていますと紅葉がいい感じの木がありました。5分歩いたかどうかという地点で早くもソウルタワーの見える風景に出くわしましたがまだここは違いますね(写真6番目)。さらに歩いて行くと道が上り坂になっていきます。少し行くと道端に옹기(甕器 オンギ)が沢山積み上げて並べられているところがあり、何だ?と思って歩いて行くとその先にオンギを販売してるお店があったんですね(笑)。(写真7・8番目)
さらに坂道を登っていくとそれっぽい風景が目に入って来ました(写真9番目)。しかし、ここはまだ出発から15分にもならない地点でしたので、一応写真は撮ってさらに先へ進みます。行くほどに坂は急になって、そこを上からも下からも結構な量の車がビュンビュン通ります。歩道も作られていませんのでかなり危ないです(写真10・11番目)。ところが坂道を登って行くうちに、タワーの姿が見えなくなってしましました。これはまずいと思って横道に入って行ったら迷ってしまい、住宅地のえげつない急な坂の細道を登っていくとタワーが見えたのですが、南山のすぐ下あたりに出てしまいました(写真12番目)。
「近っ!これはまた違うぞっ」となって急勾配の坂道を下って戻ります(写真13番目)。もうこの時点で足はがくがくです(笑)。時間的にももう既に駅から40分以上は歩いていたと思います。もう足の方が限界に近付いており、諦めて帰りかけていたのですが、通りがかりの大学生風の若い女性2人にインスタの写真を見せて訊ねたところ、最初の道をそのままさらに真っ直ぐ登って行って、ほぼ登りきったところを左に折れて、坂道を少し下った地点だということが分かりました。お陰様で撮れたのが14~16番目(最後の3枚)の写真でした。
目標を達成できたことで大変うれしかったのですが、それに対して払った代償は大きかったです。帰りの下り坂で膝を痛めてしまい、その後は足を引きずって過ごすことになりました。幸い靭帯を損傷したとかではなく疲労から来たものだったようで、帰国した翌日からは階段を普通に登れるまでに回復しました。店が2階ですから店の階段の上り下りができるかが心配だったんですが、本当によかったです。