「ソウル情報」
こちらでは、ソウルの骨董情報をご提供しております。ソウルの骨董街、仁寺洞、踏十里・長安坪古美術商街、黄鶴洞等の関する情報のご提供。また、それら地域の骨董店のご案内も致しております。
お食事処につきましても、骨董街の周辺を中心にソウルのお食事処を幅広くご案内致します。 ソウルの骨董街へお出かけの際には、ぜひご参照の上、ご利用ください。
ソウルタワーの見える風景 (2024.3) Part2
当時この通りにあった店で、無くなってしまった店は多いですが、残っているお店もあります。
2番目の写真の바니 치킨(バニーチキン)はまだありました。フライドチキンのお店で、店内で食べたことはなかったですが、よくテイクアウトして宿所でビールのあてにしてました。当時のお店があると嬉しいですね。でも今はホテルに近い본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)でマヌル(にんにく)チキンばっかり食べてますけどね(笑)。次回はまた久しぶりにこちらのチキンをテイクアウトしてみようかと思ってます。
もう1軒、当時利用してた美容室の「행운(幸運)」も健在でしたね(写真3番目)。今回こちらでカットして来ました。料金が15,000ウォンでした。昔住んでた頃は6,000ウォンか7,000ウォンぐらいでしたから、随分値上がりしてます。まあ20年以上前の話ですからね(笑)。ここは私が通い始めたころは主人とメガネのおねえさんと2人でやってて、当時私の担当はメガネのおねえさんだったんですが、この人ががよかったんですけどね。技術的にもそうですが、何よりこちらが「もう少し短く刈ってくれ」とか「もう少しすいてくれ」とか言うとその通りにやってくれましたんで。当たり前のことだと思われるでしょうけど、おばさんだと言うこと聞かないんですよね(笑)。「そんなに刈ったらおかしい」とか「これぐらいにしといた方がいい」とか客の注文を本当に全然聞きませんよ(笑)。個人差はあるでしょうけど、他のお店でも私の経験上はそうでしたね。この通りは女子大の近くということもあってか美容室が多かったんですが、当時に比べると大分少なくなってましたね。
当時住んでいたVillaも見て来ました。このソウルタワーが見える通りから細い道を入ってすごい急な坂道に出て、その坂道を登り切ったところのVillaです。5番目の写真がその坂道を下から見たもので6番目の写真が上から見たものです。これが結構な勾配でしかも長いんです。雪が積もった後なんかは足滑らすと下まで転げ落ちそうで恐ろしかったですよ(笑)。帰りはこの坂を上るの結構きつくて、3年間足腰が鍛えられましたね(笑)。
5番目の写真で左の一番上の茶色い建物、6番目の写真で右手前の車が止めてある建物が当時私は住んでいたVillaで、その2階部分に住んでました。建物が当時の主人のままということはないと思いますので、建物を正面から撮った写真を載せるのは控えました。キッチン兼居間の他に2部屋がありましたので、結構ゆったりと暮らせてました。ただ場所が分かり難いので、出前を頼んだ時には、なかなか一度目ではすんなりと届けてもらえませんでしたね(笑)。
このあたりの住所は、当時후암동(フアムドン)と갈월동(カルウォルドン)だったのですが、今は한강대로92길(ハンガンデロ92キル)とか96길と呼ばれるようになっています(写真4番目)。でもここへ来るとやっぱり懐かしいですね。
実は現在の私の自宅の2階物干しからは京都タワーが見えます(写真最後)。もちろんソウルタワーが見える風景が懐かしくて今の家を選んだ訳ではなく、ただの偶然なんですけどね(笑)。
ソウルタワーの見える風景 (2024.3) Part1
私は1992年から2000年の約8年間、ソウルに在留しておりました。90年代のほとんどをソウルで過ごしました。
最初の約5年は延世大学校の語学堂と大学院に通っていた時期でしたので、新村(신촌 シンチョン)というところにおりました。最後の3年間は、龍山区(ヨンサンク)の厚岩洞(후암동 フアムドン)に移り住みました。地下鉄の最寄り駅で言うとソウル駅から一つ先の4号線淑大入口(숙대입구 スクテイプク)駅と1号線南榮(남영 ナミョン)駅になります。
新村も学生生活を過ごした町で思い出深い場所なのですが、私は最後の3年間を過ごした후암동(厚岩洞 フアムドン)と갈월동(葛月洞 カルウォルドン)の淑大入口(숙대입구 スクテイプク)駅周辺が好きです。帰国後これまでも個人的にソウルを訪れた時は、今回同様に南榮駅近くのRAINBOW HOTELを定宿として来ました。
このあたりも私が住んでいた90年代に比べると次第に変わって来ています。まあ、私が帰国してから四半世紀が過ぎようとしている訳ですから、当然と言えば当然なんですけどね。今後再開発が進むという噂も聞いたりしましたので、今回当時のことを振り返りながら思い出深いこの地域のことを、写真と文章で留めておきたいと思いました。
当時私が住んでいた후암동(フアムドン)のVillaから地下鉄4号線淑大入口(숙대입구 スクテイプク)駅9番出口を出てすぐの職場までは徒歩で5分程度でした。毎日徒歩で行き来しており、出勤時はソウルタワー(南山タワー)を背にして、退勤時にはソウルタワーを正面に見ながら歩いていました。私はこのソウルタワーの見える風景が気に入っていました。帰りはライトアップされたソウルタワーを正面に見ながら宿所に向かうその風景は、何かホッとするものがあり心が和みました。
4号線淑大入口(숙대입구 スクテイプク)駅2番出口を出て交差点の広い道を真っ直ぐ東に進み、信号のところを左に折れて行くとすぐに細い道があり、それを右に折れて真っ直ぐ行った先に当時の宿所がありました。4番目と5番目が行き、6番目が帰りの方向です。
7番目(最後)の写真は当時利用していたクリーニング店の백조사(ペクチョサ)ですが、今はもう営業していませんね。この隣あたりに不動産屋もあったのですが、これもなくなってますね。この通りに食品(菓子・乾物中心)・酒類・生活用品など色々なものを売っている店があって、そこで日本酒に近いお酒を一升瓶で売っていたので、よくそこで買って飲んでいたのですが。その店も跡形も無くなくなりましたね。
懐かしさから大分長くなってしまいましたので、2回に分けることにします。(Part2に続く)
RAINBOW HOTEL(定宿)
先に【お食事処】の時にもお伝えしたとおり、今回も定宿にしているHOTEL RAINBOWに宿泊しました。2000年4月にソウルを離れてからもう20余年になりますが、その間プライベートでソウルを訪れた際にはずっとこちらのホテルを利用して来ました。
90年代ソウル在住約8年のうち終盤の3年間をこの地域で過ごしましたので、食事・移動・買い物などの生活面からも、こちらの地域で宿泊するのが楽ですのでね。
外観は1番目と2番目の写真のような感じで、入口は1枚目向かって左側にあります。この規模のこの程度のレベルのホテルは、韓国では大体ラブホ兼用みたいな感じで、お客さんは私のような一般の宿泊客と休憩(宿泊の場合もあるでしょうが)の客とが混在しています。昔からそうだったんですが、コロナ禍前の2016年か2017年ごろに大幅改装した後は、よりラブホ寄りなスタイルになりました。フロントの写真を撮るの忘れたんですが、それ以前に比べるとかなり暗くなって、よりそっち寄りな感じになりました(笑)。
室内は写真(3~6番目)のような感じです。こちらのホテルはシングルルームはありませんで、ダブルかツインになります。毛布やシーツがちょっと乱れてますが、これは入室して直ぐではなく一晩寝た翌朝になって撮ったものなのでこんな感じになってます。室内には大きな画面のテレビ、パソコン(使ったことありませんが)、鏡・ドライヤー・整髪料(これも自前を使うので使ったことないですが)にテーブルとイス、小さな冷蔵庫などがあります。室内の照明も以前よりも暗くなりましたね(笑)。
ユニットバスとトイレは同じ場所にありまして、韓国のこのレベルのホテルのシャワーは大概そうなのですが、シャワーカーテンがありませんので、注意しないとトイレの方までビショビショにしてしまいます(笑)。
宿泊料は現金で1泊70,000ウォンです。コロナ禍前は確か55,000ウォンでしたから、大分上がりましたがそれでも今のレートで8,000円ぐらいですから安い方でしょう。
場所は最寄り駅の地下鉄1号線 남영(南榮 ナミョン)駅から徒歩30秒の距離です。改札を出て右に行き次の道をまた右へ曲がったところです。もう一つの最寄り駅の地下鉄4号線숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅までも徒歩約3分程です。
大学街なので飲食店も多く、남영(南榮 ナミョン)駅の通りに出て信号を渡ったところには「LOTTE FRESH」というスーパーがありその左隣りの階段を地下に下りれば「다이소(ダイソー)」もあり便利です(写真7番目)。
仁川空港との行き来は空港リムジンバス6001番で1時間弱です。停留所は숙대입구(淑大入口 スクテイック)で料金は17,000ウォンです。
骨董街への移動も、仁寺洞・黄鶴洞へは地下鉄1号線で、踏十里・長安坪へは4号線で東大門歴史文化公園で5号線に乗り換えて行けますので、私にとって大変動きやすい宿です。
これだけ説明しましたけど、これを読んでいただいた方の中に一人でも「次回ソウルに行ったらRAINBOW HOTELに泊まってみようか」と思われた方がいらっしゃいましいたら幸いです(笑)。
아름다운 차박물관(美しい茶博物館) 仁寺洞にて
今回もまた仁寺洞の伝統茶店아름다운 차박물관(美しい茶博物館)に行って来ました。今回は旅行2日目と3日目の2回寄って来ました。
今回は2日目に一人で行きセンガン茶(生姜茶)を注文しました。やはり前回と同様に、今回もセンガンユジャ茶(生姜柚子茶)で出て来ました(写真1番目と3番目)。3日目は大学院の時の指導教授の先生に仁寺洞の鳥金(조금 チョグム)でお昼をごちそうになった後、こちらにご案内しました。私はオミジャ茶のアイスを、先生は確か대추차(テチュチャ ナツメ茶)だったと思いますが、それぞれいただきました(写真6番目)。今回もサービスの焼いた餅が高麗青磁の小皿にに盛られて出て来ました。ここはこれがいいんです(写真4・5番目)。
先生もこちらのお店を気に入っていただけたようで、帰りに店の名刺を持って帰られてましたので、よかったです。
前回、オーナーさんらしい女性からこちらのお店のお茶(紅茶)をいただきましたので、お礼に生八つ橋をまた持って行ったのですが、残念ながら今回はオーナーの方にお会いする事は出来ませんでしたので、従業員の方によろしくお伝えいただくようお願いしてお渡しして来ました。
こちらはお店を入ってすぐの正面ところにお土産用のお茶の販売スペースも設けられています。私がいただいたお茶(紅茶)もそこに置いてありました(写真7・8番目)。
また店を入ってすぐ右にギャラリー(無料)のスペースがあります。ギャラリーでは、今回は高麗青磁・粉青沙器(三島)・白磁等が展示されていました(写真9~13番目)。
お店の場所につきましては、過去の記事に詳しく記しておりますので、そちらをご参照ください。(過去の記事〈2018年12月14日作成〉へはこちらをクリック)。
【ソウルお食事処】南榮駅・淑大入口駅周辺と仁寺洞
今回も定宿にしているHOTEL RAINBOWに宿泊しました。地下鉄1号線 남영(南榮 ナミョン)駅から徒歩30秒の距離です。もう一つの最寄り駅の地下鉄4号線숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅までも徒歩3分程でしょうか。
仁川空港からはいつも空港リムジンバス6001番を利用します。숙대입구(淑大入口 スクテイック)で停車しますのでそこから徒歩3分程です。料金は17,000ウォンと空港鉄道 A’REX(直行便9,500ウォン、一般4,250ウォン)に比べると割高にはなりますが、鉄道のように荷物をもって駅内を移動してエレベーターやエスカレーターで上がったり下がったりする必要もないので、雨さえ降っていなければかなり楽です。時間も1時間以内です。
今回も남영(南榮 ナミョン)駅・숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅周辺と仁寺洞でのお食事をご紹介したします。
初日の夕食は南榮(ナミョン)駅近くの남영골(ナミョンゴル)で、友人とサムギョプサルをいただきました(写真1~3番目)。ここのサムギョプサルは三枚肉の薄切り肉ではなく、固まりの肉を焼きながらハサミで切っていくというスタイルです。この店最近いつ来てもお客さんが少ないです。以前コロナ禍前はもっと繁盛してたんですけどね。
その後、初日の定番본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)で、マヌル(ニンニク)チキンをいただきました。今回はマヌルチキンとフライドチキンを1人前ずついただきました(写真4番目)。マヌルチキンは、メチャクチャニンニク臭いです。なので帰国前日とかには食べられませんので、必ず旅行初日にいただきます(笑)。場所は남영골(ナミョンゴル)の道の斜め向かい側、ホテルからは徒歩10秒以内の距離です。
二日目の晩は初日とは別の友達と食事する予定でしたが、急に仕事が入ったとのことで来られなくなったので、미성회관(ミソンフェグァン)で떡갈비정식(トクカルビ定食)を食べました(写真5・6番目)。ハンバーグ定食に見えますよね(笑)。こちらは炭焼きカルビやトゥンシムなどが人気です。なんか少し物足りなかったので、お隣の「味成(ミソン) 中國館」で삼선간짜장(サムソンカンチャジャン、海鮮入りチャジャンミョン)も食べました(写真7番目)。両店の場所は地下鉄4号線 숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅の6番出口を出て、そのまま行って左の道に入って20mほど先にあります。
三日目はこちらの大学院の指導教授の先生に仁寺洞の鳥金(조금 チョグム)でごちそうになりました。前回にもこちらの業者の方に鳥金(조금 チョグム)でごちそうになりました。先生とはコロナ禍前にお会いして以来なので、4年半ぶりぐらいになりますが、お元気そうで何よりでした。今回も조금솥밥(チョグムソッパプ 鳥金釜めし)をいただきました(写真8番目)。店の場所は、仁寺洞メイン通りの안국동(安国洞 アングックトン)側入口近く、観光案内所の向かい辺りになります。こちらは釜飯の専門店です。食事のあと先生とは仁寺洞の아름다운 차박물관(美しい茶博物館)でお茶を飲みましたが、その件はまた日を改めて。
晩ご飯は、参鶏湯(サムゲタン)を食べようと思って明洞の「明洞参鶏湯」を目指して行ったのですが、なんとお店が無くなっていました。仕方がないので、久しぶりに明洞カルグクスと餃子を食べようかと思い行ってみたら大行列でしたので、また地下鉄4号線で숙대입구(淑大入口 スクテイック)に移動して前日と同じ미성회관(ミソンフェグァン)で돌솥갈비탕(トルソッカルビタン 石釜カルビタン)を食べました。注文時に「돌솥갈비탕(トルソッカルビタン)は15分ぐらいかかるけどいいか?」 と聞かれました。なんでそんな時間かかるんやと思いましたが、注文して焼酎を飲みながら待っていると、何とご飯が釜飯でした(写真9番目、最後)。そら時間かかるわ。それやったら돌솥갈비탕(トルソッカルビタン 石釜カルビタン)やなくて돌솥밥갈비탕(トルソッパプカルビタン 石釜飯カルビタン)やんって思ってしまいました(笑)。
ソウル骨董街 2024年3月
今回は3月4日(月)~7日(木)までの3泊4日の日程でソウルに行って来ました。
今回は黄鶴洞(ファンハクトン)へは行けず仁寺洞と踏十里・長安坪骨董街の方へは行って来ました。黄鶴洞(ファンハクトン)へはまた次回行った時には行ってみようと思っています。
今回は収獲が少なかったですよ。最初の写真の木製八角盆(幅約32cm、高さ約5cm)の他には、お客様から依頼を受けていた物1点とその他にはもう1点だけでしたから。物が無い訳ではないのですが、今円が弱いですからね。コロナ禍前のここ10年ほどの間は、円対ウォンのレートが大体 1対10 ぐらいの時が多かったのですが、今は 1対8.7~8.8 ぐらいですからね。2010年代初めごろの円が強い時は 1対15.5 ぐらいの時さえありましたからね。こうなって来ると日本で買う方が安いですからね。
今でも韓国に行けば韓国の骨董品が日本の骨董店で買うよりも格安で買えるとか思っている人もいるかも知れませんが、そんなのははるか昔のお話ですよね。
今回も踏十里・長安坪はあまり活気が無かったですね(写真2~3番目)。日本人のお客さん、特に業者はもうほとんど来ないと言ってましたね。円安が解消されるまでは難しいですね。店も閉まっている店や一応電気がついていて開いているようではあるのですが、店主不在で鍵がかかっているような店が特に長安坪の方では多かったですね。
仁寺洞の方も店が減りましたね。メイン通りにはもう骨董店は1軒のみです。横道の店も閉店や他の店に代わってるところもありましたね。今仁寺洞の骨董店の店舗は前回ご紹介した건국(コングク)ビルに多くが移って来ているようです。
건국(コングク)ビルの位置は仁寺洞サゴリから三一路(サミルロ)に出るすぐ前の左手にあります。位置詳細については過去の記事に詳しいのでそちらをご参照ください(過去の記事へはこちらをクリック)。
건국관(본관〈本館〉)・경운관(キョンウン館)・인사관(インサ館)という3つの建物から成る건국(コングク)ビル(写真4~7番目)には건국관(본관〈本館〉 写真5番目)を中心に骨董店の店舗が10数店舗ほどはあるようです。경운관(キョンウン館 写真6番目)・인사관(インサ館 写真7番目)は、写真の反対側が三一路(サミルロ)に面しており、そちら側にある骨董店数店もこの건국(コングク)ビルに属しています。写真8~10番目に경운관(キョンウン館)の案内図を示しています。これを見ると2階より上の階にも骨董店らしい店舗がいくつかあります。
今回は出来ませんでしたが、次回は事前に情報を得た上で調査してみるつもりです。全館の案内図が作れたらいいのですが。
ただ店舗は全てガラスの扉で外から中が見えるようなスタイルではなく、鉄の扉で中の見えない事務室のスタイルですので、なかなかハードルが高いです(笑)。
ソウル 2024年3月4日(月)~7日(木)
4日(月)~7日(木)まで臨時休業とさせていただきましたが、その間ソウルに行って来ました。そんな訳で6日(水)の平安蚤の市のご報告は出来ませんでした。
今までは2泊3日での渡韓でしたが今回は3泊4日の期間にしました。2泊3日の時は到着初日に少しでも仕事をしたいので、朝4時前に起きて京都駅5:45分発のJRはるかに乗って、関空9:00発の便で仁川空港まで行っていたのですが、そんなタイトなスケジュールで行くのがもうしんどくなってきました(笑)。それにバスが走っていない時間帯なので、その時間のはるか号に乗るためには京都駅まではタクシーに乗るしかないのですが、そのタクシーの予約ができないんです。コロナ禍でタクシーの仕事がなくなって多くの運転手の人たちが辞めて他の仕事に移ってしまったのですが、観光客が増えた今再び運転手を雇用しようにもなり手がおらず、運転手不足が京都では特に深刻な状態です。そんな訳で、朝タクシーがつかまらない場合に市バスででも京都駅まで行ける時間帯の便で行くことにしました。そうなると2泊3日ではダメで3泊4日となるんですね。
関空での出国手続き時は相変わらず人が多くて搭乗できるか心配なレベルでしたが、今回は仁川空港での入国手続きにも50分ぐらい時間を要しました。これまでは仁川空港での入国手続きはそんなに並ばなくても済んでたんですけどね。入国者が日本人よりもほかのアジア圏の国の人が結構多かった印象でしたね。
今回もソウルの骨董街は仁寺洞と長安坪・踏十里と回って来ましたが、今円安ですのでね。向こうでの買い物にはうまみがないですね。収獲はほぼ無し。まあ円が弱い時に無理して買う必要もないですからね。
今回は、友達一人が急に仕事が入って会食できなくなりましたが、大学院の指導教授の先生ともう一人の友達とは会食できましたので、よかったです。
まだ確定申告の方が終わっていませんので、まずそちらを終えて来週の後半あたりからソウルでのご報告をぼちぼちしていきたいと思っておりますので、今しばらくお待ちください。
【ソウルお食事処】 2023年12月
今回の初日4日(月)は晩ご飯を久しぶりに仁寺洞の鳥金(조금 チョグム)で食べました。こちらは釜飯の専門店です。看板には英文で「DORI KING」とも書かれており、日本語で「とりきん」と読ませたいのでしょうね。箸袋には「TORIKIN」とありました。名前からして鳥釜飯のお店かと思いますが、こちらの釜めしはどちらかというと海鮮系です。写真のように甘エビ・芝エビ・カニかま・かまぼこ・筍・マッシュルーム・銀杏・カイワレなどがのってます。これが今回いただいた조금솥밥(チョグムソッパプ 鳥金釜めし)ですが、アワビ入りの전복솥밥(チョンボクソッパプ アワビ釜めし)というのもあります。
今回は仁寺洞の業者の人にごちそうになったので、値段は分からなかったんですが結構いい値段のはずです。5年ぶりまでは行きませんが4年半ぶりぐらいでしょうか。本当に久しぶりでした。
店の場所は、仁寺洞メイン通りの안국동(安国洞 アングックトン)側入口近くです。
初日の晩の楽しみとして外せないのが본투비 마늘 치킨 호프(ボントゥビ マヌルチキン ホプ Borntobe Garlicchiken Hof)の마늘 치킨(マヌル(ニンニク)チキン)です。カリッと揚げたチキンにニンニクソースをたっぷり絡めたこのチキンは、美味しいのですがメチャクチャにんにく臭いので、帰国前夜には絶対に食べられないのです(笑)。今回は半人前を持ち帰りにしてホテルで食べました。場所は地下鉄1号線南榮(남영 ナミョン)駅から徒歩30秒以内です。
二日目の晩は미성회관(ミソンフェグァン)でカルビタンを食べました。韓国で食事するとおかずが沢山出てくるのがいいですね。メインの料理が出てくる前におかずをあてに焼酎飲みながら待てますからね。こちらはこれまでもご紹介していますが、お肉の店で炭焼きカルビやトゥンシムなどが人気です。場所は地下鉄4号線 숙대입구(淑大入口 スクテイック)駅の6番出口を出て、そのまま行って左の道に入って20mほど先の道の右側にあります。
朝食は、2日目の朝はスンドゥブとピビンパㇷ゚セット、帰国日の3日目はオムライスにしました。なぜ韓国に行ってまで朝ごはんにオムライスなのかというと、これもニンニク臭を抜くためでした(笑)。90年代にソウルにいた時も含めて、あまりあちらでオムライスを食べた記憶がないのですが、今回食べたオムライスは最後の写真のように、中のご飯がケチャップライスではなく白いご飯の焼きめしでした。今回も朝食は、南榮(ナミョン)駅の道路向かい側にある얌샘김밥(ヤムセムキムパㇷ゚)でとりました。お値段はどちらも確か8,000ウォンでした。朝食代としては高くなりました。
仁寺洞 아름다운 차박물관(美しい茶博物館)
前回8月に来た際に久々に訪れた仁寺洞の伝統茶店아름다운 차박물관(美しい茶博物館)。今回も行って来ました。前回は2日続けて行きましたが、今回は1日だけにしました(笑)。
仁寺洞の決して分かり易くないお店の場所につきましては、過去の記事に詳しく記しておりますので、そちらをご参照くださいね。また、今回も他のお客さんがいて店内の写真が撮れませんでしたので、店内の様子につきましてもそちらの写真でご確認ください(過去の記事〈2018年12月14日作成〉へはこちらをクリック)。
今回はセンガン茶(生姜茶)を注文したのですが、センガンユジャ茶(生姜柚子茶)で出て来ましたね。器の底に柚子が潜んでいました(写真4番目)。お値段は確か9,000₩だったと思います。もう10日以上経過しましたので、記憶が曖昧です(笑)。
いつものように、サービスの焼いた餅が時代のある器に盛られて出て来ました。今回は高麗青磁の小皿で出て来ました。これが楽しいので、必ずこちらでお茶をいただきます。支払い際のに「いつも餅を高麗青磁や粉青の時代のある器で出してくれるのがいいので、いつもこちらに来ているんです」と言って、お土産に持って来て余ったものですが、皆さんでどうぞと言って生八つ橋を差し上げたら随分喜んでいただいて、帰りにお茶をいただきました(写真5番目)。紅茶でしたね。こちらではお店を入ってすぐのところにお土産物のお茶の販売スペースも設けられています。
ギャラリー(無料)では、今回は족두리(チョクトゥリ)などが展示されていましたね。족두리(チョクトゥリ)というのは、韓国の女性が婚礼など礼装の際に使用した冠の一種です。展示されていたのは時代のあるものではなく、現代作家の作品でした。
今回店の外観の写真を撮るのを忘れてしまいましたので、そちらも前述の過去の記事でご確認くださいね。申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
ソウル骨董街 黄鶴洞と踏十里・長安坪
先週の訪韓のご報告です。初日は順調に飛行機が到着し、入国審査もほとんど並んで待たずに通過、荷物も受取場所に着いた時には既に出て来ていて、空港バスにも5分待ちぐらいですぐ乗れるというように、全てがスムーズに行きましたので、思ったよりも早くホテルに着きました。そこで初日に仁寺洞へ行く前に黄鶴洞(ファンハクトン)を、2日目は踏十里(タプシムニ)・長安坪(チャンアンピョン)骨董商街を見て回りました。黄鶴洞はコロナ禍後、今年5月と8月にソウルに行った際にも行けなかったところで、今回4年ぶりでした。まずはその黄鶴洞からご紹介します。
黄鶴洞に行く時は、私の場合地下鉄1号線で동묘앞(トンミョアップ 東廟前)駅へ行きます。동묘앞(トンミョアップ 東廟前)駅は、동대문(トンデムン 東大門)駅の次になります。3番出口を出て東廟前の蚤の市を抜け、清渓川という川を渡ったところになります。位置や行き方については過去の記事に詳しく記していますので、そちらをご参照ください(「黄鶴洞(ファンハクトン)」へはこちらをクリック)。
동묘앞(トンミョアップ 東廟前)から黄鶴洞に行くまでの東廟前の蚤の市はいつも人は多いですね。ここは骨董と言えるような物は無く、衣類や日用品の中古品、食品などの露店が並んでいます(写真2∼5枚目)。外国人の姿も結構見受けられます。いつも黄鶴洞に行く行く時にはここを通って行きますが、ここで何かを買ったことはないですね(笑)。
清渓川の橋を越えたところに「ロッテキャッスルベネチア」というアパート(マンション)が見え(写真6番目)、その建物の道を隔てて向かって右側の区域が黄鶴洞になります。
かつてはここにも多くの骨董店があったのですが、今は冷蔵庫、洗濯機などの大型家電製品や機械類などの中古品を扱う店が集まっています。骨董品を扱う店も少なくなっていたので、この区域で私が出入りしていた店はもう2軒しかなかったのですが、今回行ってみたらそのうちの1軒が無くなっていました。残ったのはもう1軒のみになってしまいましたね。残った1軒というのが1番目の写真と7番目の写真ですが、いつも7番目の写真の店舗に息子がいて、声をかけると主な商品のある1番目の建物2階の店舗に連れて行ってくれます。今後ここが無くなったら、もう黄鶴洞に行く事もなくなってしまいますね。
踏十里(タプシムニ)・長安坪(チャンアンピョン)古美術商街も今回はしっかり回って見て来ましたよ。地下鉄5号線「踏十里」駅を下車、エスカレーターで1番出口を出て踏十里古美術商街2棟→5棟→6棟と見て回り、さらに少し離れた(徒歩5分ぐらい?)の 長安坪(チャンアンピョン)古美術商街まで見て来ました。長安坪の方は開いていない店が結構多かったですね。1時半頃でしたから、お昼ご飯に出ていた店が多かったのかも知れませんが。しかしながら、今回はそこそこの収獲を得ることができましたので、よかったです。盃ばかりでしたが(笑)。また「昨夜の晩酌」の方でご紹介していきますので。
踏十里・長安坪についても、位置・行き方情報は過去の記事に詳しく記していますので、そちらをご参照ください(「ソウル 踏十里(タプシムニ)古美術商街」へはこちらをクリック)。