「ソウル情報」
こちらでは、ソウルの骨董情報をご提供しております。ソウルの骨董街、仁寺洞、踏十里・長安坪古美術商街、黄鶴洞等の関する情報のご提供。また、それら地域の骨董店のご案内も致しております。
お食事処につきましても、骨董街の周辺を中心にソウルのお食事処を幅広くご案内致します。 ソウルの骨董街へお出かけの際には、ぜひご参照の上、ご利用ください。
ソウル 東廟前蚤の市~黄鶴洞
今回もソウルの骨董街を一通り回ってみましたが、その中の黄鶴洞(ファンハクトン)周辺についてご案内します。
ソウルの骨董街の一つである黄鶴洞へ行く時は、地下鉄1号線で「東廟앞(トンミョアップ)」まで行き、そこから歩きます。3番出口を出て、東廟前の蚤の市を抜けて清溪川(チョンゲチョン)の橋を渡ったところに、黄鶴洞の骨董街があります。「東廟앞(トンミョアップ)」駅から黄鶴洞までの詳しい行き方については、2018年12月11日作成の記事「黄鶴洞(ファンハクドン)」に詳しいので、そちらをご参照ください(2018年12月11日作成記事「黄鶴洞(ファンハクドン)」へはこちらをクリック)。
かつてはこちらに多くの骨董店があったのですが、1980年代に踏十里・長安坪古美術商街ができた際に、多くがそちらに移りました。なので、私がソウルにいた90年代には既に骨董店の数は少なくなっていましたが、今はさらに減ってしまいました。骨董と言えるレベルの物を扱っているお店がほとんど無く、いつも寄るお店は2店舗だけなのですが、今回はそのうちの1軒がお休みでした。他にもう1軒、焼き物を中心としたお店が一つあったのですが、ここ数年は、ずっと閉まっていまして、今回見に行ってみると他のお店に変わってました。最初の写真の「BOW AUDIO」という看板の上の青く塗られた下に、薄っすらとハングルで「동림당」(トンリムダン)と書かれているのが分かります。ここもとうとう無くなっちゃいましたか。店舗の近くに倉庫があって、よくそこの物を見せてもらっていたんですがねえ。ご主人も結構ご高齢でしたからね、寂しい限りです。もちろん今回、黄鶴洞での収獲は無しでした。
東廟前の蚤の市は、いつも通り抜けるだけですが、古本・古着・中古靴・食品・日用品・ガラクタと、とにかく何でも売っている市です。この日は平日だったせいか、それとも寒かったせいなのか、露店の数が少なかったですが、普段はもっと多いです。5番目の画像はリヤカーでテープ類を売っているおじいさんですが、ガムテープ・セロテープ・養生テープ等、ありとあらゆるテープが積まれていますが、これらが全て使いさしです(笑)。どこで集めてくるのでしょうか?
この蚤の市で買い物をしたことはありませんが、私がここで楽しみにしていることが一つあります。それはここでトーストを食べることです。この日も朝ごはんを食べて、そう時間が経っていなかったのですが、やっぱり食べてしまいました(笑)。トーストとは、鉄板にマーガリンを引き、その上で食パンと玉子と野菜(キャベツ・人参・ニラの細切り)を混ぜたものをそれぞれ焼いて、ケチャップと砂糖をかけて挟んだものです。焼いている画像しかありませんが、出来上がりは対角線で半分に折り、紙コップに入れて渡してくれます。
このトーストの屋台は、多くが駅の近くにあり、お勤めの人が朝ごはんに食べていくものなので、お昼過ぎると閉まってしまうことが多いのですが、ここは午後からもやっているのがうれしいところです。お値段も1,000ウォンとお安いのでありがたいです。鉄板の手前に並べてある飲み物は「ベジミル」という豆乳です。暖かいものが飲みたい場合は奥の列の鉄板に近い物を取って飲めばいいのです。こちらもお値段1,000ウォンです。合わせても現在のレートでは日本円で200円足らずです。ぜひお試しください。注文は「トースト、ハナヨ(トースト一つです)」と言えば分かります。お値段については、店によって違うと思いますので、他店の場合はご確認ください。