「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(残念の巻)
昨日も酒の肴によさそうなおかずをいただきましたので、それらで晩酌しました。
イカフライは単独で李朝堅手の小皿に盛りましたが、その他のおかずは数種類いただきましたので、今回は大皿に少しずつ盛ってみました。いつもは一品ずづ小鉢や小皿に盛るのですが、そうすると器の数が多くなり過ぎるので、今回はこうしてみました。これも悪くないですね。ちなみに今回使用した大皿は、最後の写真の李朝分院末期の染付壽字紋の大皿でした。
酒器の方ですが、徳利は私の好きな三島です。この徳利はもうこちらでは5回目の登板ぐらいでしょうか。登板頻度が高いです。ご覧のとおり口に2箇所の大きめの欠けを金継ぎしてあるキズものですが、サイズ・容量(1合2勺程度)よく、穴も大きくて大変使いやすい徳利です。しかも釉薬の状態がよくて触り心地がよいというのも重要な長所の一つです。
盃の方ですが、今月直しを終えて戻って来たものです。金継がされている部分は窯キズがあって、裂けたようになっていたものです。
直しが済んで帰ってきた盃を見て、うーん、ちょっとイメージしてたのと違ったかなあっていう感じでした。窯割れのところを金で埋めてもらうと、稲妻が走ったような荒々しい感じに仕上がるものと、期待というよりは勝手にそう思い込んでいました。ところが帰って来た盃は、金継されたこじんまりとした盃という印象のものでした。難しいですね。こればかりは、やってみないと分からないですからね。直しそのものはよくしていただいているのですよ。誤解のないように。私が勝手にイメージを膨らませてたせいなんですけどね、もちろん。でもやっぱり、残念でした。金継するかそのままで使うか、結構考えたんですけどね。
ちなみに、こちらの過去の記事に金継をする前のこの盃の姿が残されていますので、ご関心がおありの方はそちらでご確認ください。(過去の記事、昨夜の晩酌(窯割れ盃の巻)2019年10月17日作成へはこちらをクリック)