「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(久しぶりの百合の巻)
蒸し暑い日が続きますね。まあ梅雨ですから仕方ないんですけどね。ただ、気温の方は例年のこの時期に比べると、やや低めのように感じますね。6月末ごろには店に出てくる際にバスを使うようになることが多かったと思いますが、今年はまだ1度もバスには乗らず歩きですからね。しかしながら、梅雨が明けるとすぐに猛暑日が続くようになるのでしょうね。想像するのもイヤですね(笑)。
昨夜の晩酌です。刷毛目の平盃は、以前にもこちらで紹介したことのあるものです。白泥の量や刷毛目の描かれ方は、どちらかというとあっさりした感じですが、口径が10cm弱で深さもあり、サイズ・形状ともに酒器として最適です。これぞ刷毛目平盃!という感じですね。口縁部に2か所欠けの金継ぎがあります。使い込んでいけば、これからまだまだ育つタイプのものです。
昨夜は、また久しぶりに百合の陰刻紋の堅手徳利を登板させました。李朝初期の堅手徳利の胴部に百合の花が刻印されています。子供が描いたような大胆な絵に惹きつけられ、当時口欠けの徳利としては結構なお値段で購入しました。もう15年ぐらい前になるでしょうか。 購入時は口の半分以上を欠いた状態で、しばらくはそのまま使っていましたが、購入後2年ぐらいしてから専門家に直しをお願いしました。今考えると口欠けのままでもよかったのかなとは思いますが。類品を見ない希少なものです。容量はほぼ2合で結構入ります。
お料理の方ですが、焼鮭は李朝初期の堅手皿に、ほうれん草のお浸しは李朝初期白磁の小皿に、「海宝漬セット」のほたては高麗青磁八角小鉢にそれぞれ盛り付けてみました。
※「海宝漬セット」については過去の記事「昨夜の晩酌(小さい井戸の巻)2023年6月11日作成」をご参照ください。ご参照にはこちらをクリック。