「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(三島柳紋徳利の巻)
毎日よく降りますねえ、雨が。京都はお昼過ぎの現在は雨はやみ、少し晴れ間ものぞくようにうなっていますが、早朝はよく降っていましたね。今回の豪雨により、九州や岐阜、長野あたりの被害が大変なようです。特に九州は、ここ数年は毎年集中豪雨による被害が発生しており、本当にお気の毒に思います。
また、新型コロナ禍の方も収束の気配はなく、今月に入ってから感染者数が激増していますね。東京は昨日と一昨日2日連続で200人超の感染者が出ていますし、関西でもじりじりと感染者数は増えてきており、昨日は京都でも10人と74日ぶりに二桁の感染者が出ました。どうしたもんでしょうかねえ。とりあえずは、自分にできることと言ったら、家と店の往復だけして大人しくしてることでしょうかね。
そんな中、久しぶりの昨夜の晩酌です。一昨日検査も終わりましたので、昨夜はやりましたよ。新型コロナ禍の中、家飲みは推奨されるべきですよね(笑)。先月末に届いた「菊正宗 濃い辛口パック」の初飲みです。検査終わるの待ってましたからね(笑)(「菊正宗 濃い辛口パック」についてはこちらをクリック)。
柳紋の三島白黒象嵌徳利は、容量が1合3~4勺と独酌にピッタリのサイズです。残念ながら、口の半分以上を欠いており、金直しが施されています。これが無傷完品だったら、結構なお値段になると思いますね。柳紋というのも人気ですからね。穴が少し小さめではありますが、トクトクといい感じでお酒が出ます。こういうサイズのいい三島の徳利も、なかなか見なくなりましたね。
祭器型の白磁盃は李朝末期の分院のものでしょう。「祭器型の盃」と言っていますが、これはこちらが盃として見立てたもので、元々の用途はお酒を飲むものではありませんから、小型の祭器というのが正しいでしょう。小型の祭器も、このサイズのものはなかなか見つかりません。口径が8cm超える物でもなかなか見つかりませんが、これは7cm代です。7cm代の前半だったと思います。昨日自宅で測ったのですが、一晩経ったら忘れてしまいました(笑)。「そんなにすぐ忘れるんだったら、書き留めておけ!」と思うでしょうが、ダメなんです。どこに書いたかも忘れてしまうんです(笑)。
この手の祭器は、たまにソウルの骨董店で見つけても、完品だととんでもない値段を言われてしまいます。これはキズが有りますので、まあ何とか許容範囲のお値段で購入しました。写真では分かりませんが、口縁に上からガンとものを当てた時に出来る、典型的なニュウがあります。
お料理ですが、鱧の落としは伊羅保の小鉢に、ホタルイカとカボチャ、茄子の煮物は堅手茶碗にそれぞれ盛り付けてみました。
今月は3回ぐらい晩酌出来たらなと思っています。