「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(上手物の椀形堅手盃の巻)
一昨日のこちらの記事で予告したとおり、昨夜は京料理のはり清さんの季節の折詰弁当で晩酌しました。
はり清さんは、創業360有余年の老舗京料理店で、東山区大黒町通五条下ル(南に行く)にあります。大黒町通というのは、大和大路通の一筋西の通りで、五条通にある東山郵便局の西側の通りです。
こちらは、落ち着いた雰囲気のお部屋で、障子戸の向こうに庭を見ながら、ゆったりくつろいでお食事をいただけます。少人数の個室から大広間は最大40名までの人数での食事が可能です。まあ、今はそんな大人数の会食はしたらダメですけどね。私はこちらの1階奥のはなれが好きで、お昼に何度か伺ったことがあります。
(ホームページ https://harise-kyoto.com/ 過去の紹介記事へはこちらをクリック)
そんなはり清さんの季節の折詰弁当(3,300円税込)を昨夜はいただきました。折詰弁当の配達は、昨年4月の緊急事態宣言発出時から始められたものです。今回はもらいメシではなく、私が普段お世話になっている方々にご馳走させていただいたものですからね(笑)。写真のような、お刺身、煮物、焼き物、錦糸卵の上に鰻とイクラを配したちらし寿司と豪華な内容になっています。甘エビのお刺身は、身を食べた後に頭と尻尾も軽く塩をふって、焼いていただきました。
酒器の方ですが、無傷完品の初期堅手徳利は、以前に1度こちらで紹介したことがあります。下膨れのいい形で、容量も1合半程と独酌サイズです。造りが厚手のため手取りは重いですが、穴も大きく注ぎ易いです。青みを帯びたグレーがきれいですが、写真は少々きれいに写り過ぎですね(笑)。こちらは民窯の作です。(過去の紹介記事へはこちらをクリック)。
初期堅手の盃は、今回初めてご紹介します。初期の盃は、平盃ならまだ入手できますが、それでも口径が10cm未満のサイズのいい物となると、なかなかお目にかかるのも難しくなってきました。こちらは椀形で口径が7cm程度です。しかも薄造りの上手物です。色がグレーなのは少々残念ですが、なかなかお目にかかれないものです。今、店の方にも椀形の堅手、白磁の盃を2点置いていますが、それらと比べると、肌の色では劣りますが、薄さでは圧勝です。でも、あんまり薄手の物って、カチンと当てた時に割れたり欠けたりするのが心配ですよね。なので、実はこの盃もあまり使ってなかったですね(笑)。久しぶりの登板でしたね。
昨日こちらの「お知らせ」欄で、21日の東寺・弘法市の開催中止のご報告をさせていただきました。来週10日の平安蚤の市については、まだ今のところ開催中止の案内は出ていません。25日の北野天満宮・天神市と共に中止の案内が出ましたら、こちらの「お知らせ」欄でご報告いたします。
平安蚤の市が中止になるようなら、来週はまたヌシ様にご登場いただかなければなりませんね(笑)。