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昨夜の晩酌(おひな祭りの巻) - 韓国骨董 李好

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昨夜の晩酌

「昨夜の晩酌」

こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。

こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。 

昨夜の晩酌(おひな祭りの巻)

カテゴリ: 昨夜の晩酌 作成日:2021年03月04日(木)

DSC 2940 2昨日、3月3日は桃の節句、おひな祭りでした。毎年3月3日のおひな祭りには、実家でちらし寿司をもらって晩御飯に食べるのですが、今年の例年通りいただきましたので、昨夜はそれで一杯やりました。

ちらし寿司は、これまでご紹介してきたお料理屋さんのテイクアウトのものとは違い、一般家庭の作ですので、その分は割り引いてみてくださいね(笑)。でもまあ、一般家庭の作としては結構いいんじゃないですか。頂いておいて、生意気ですよね(笑)。

徳利と盃は、いずれも以前にこちらで一度ご紹介したことがある物です。

徳利は李朝初期の堅手徳利で、この色なら白磁と言ってもいいのかも知れませんが、実際の色はもっとグレーです。何か、スマホで撮った写真は青く写るんですよね。容量が1合に満たない小さな徳利です。8勺程しか入りません。無傷ですが、高台の周りに貫入が出ています。容量が1合に満たない徳利は、ほとんど出番が無いのですが、おひな祭りなので可愛い徳利でもいいかなと思い、昨夜は使ってみました。

盃の方は、先にご紹介したのは2018年の11月で、まだこの「昨夜の晩酌」に副題を付けていなかった初期の頃になります。見込みに出来たビードロ釉が大変美しいです。窯の中で傾いた状態で焼かれたため、このような大きな釉だまりができた訳ですが、ここまで立派な宝石のようなビードロ釉というのは、李朝の盃では他に見たことがありません。最後の写真で分かるように、傾いたため底の砂付きが一方に片寄っています。口縁に金継ぎが2箇所有りますが、これも合わせていい景色になっています。おひな祭りには宝石のような美しいビードロ釉の盃が似合うかなと思い、昨夜久しぶり使ってみました。時代は李朝末期でいいと思います。過去の紹介記事については、こちらからご確認ください(徳利はこちらをクリック、盃はこちらをクリックの上、ご確認ください)。

てっぱえ(酢味噌和え)は三島の小鉢に、煮豆は高麗青磁の小碗に、それぞれ盛り付けてみました。

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