「昨夜の晩酌」
こちら「昨夜の晩酌」でご紹介している酒器やその他の器は、基本的には私の自宅にあって店頭には出ていないもの達です。
こちらでご紹介した酒器やその他の器の中で、もしご関心をお持ちになられたものがありましたら、「お問い合わせ」欄よりお知らせください。ご関心を持たれた品、ご来店日をお知らせ頂けましたら、店の方へ持って参ります。
昨夜の晩酌(お帰りなさいの高麗青磁盃の巻)
昨夜は祇園 十二段家さんのすき焼き弁当をいただきましたので、晩酌となりました。
李朝初期白磁の徳利は、今回で3度目の登板になります。口縁部の大きめの金継ぎは私が自分でしたものです。結構大きめのキズに共直しがされていたのですが、割とうまく出来たと思っています。私の金継ぎの最後の作品と記憶しています。容量はジャスト1合です。この徳利の過去の記事につては、2021年1月25日付の記事はこちらを、2019年1月30日付の記事はこちらを、それぞれクリックの上ご確認ください。
高麗青磁の盃は、14日付の「昨夜の晩酌」でご紹介した見込みに釉溜りのある盃等と一緒に直しが済んで戻って来たものです。口縁内側の極々小さなホツに共直しがされていたものを、金継ぎにしてもらいました。高麗青磁の盃というと口径、高さとも日本酒を飲むにはちょっと大きすぎるかなといったサイズのものが多いのですが、この盃は口径が6.7cm、高さが5cmと小ぶりでよいサイズです。高麗青磁や三島の盃となると、どうしても大きめのサイズのものを我慢して使うようなことが多いのですが、これは本当に貴重なサイズだと思います。
金時豆の甘煮を盛った器も高麗青磁の深皿です。高麗青磁と言いましたが、時代は李朝の初期に入っているかもしれません。
十二段家さんのすき焼き弁当のお肉はやわらかくて美味しいです。いいお肉は冷めても硬くならず、やわらかいので美味しいですよね。四条花見小路下ルにある十二段家さんですが、本店と花見小路店があります。本店はお座敷(テーブル席もあります)で、しゃぶしゃぶやすき焼きをいただけます。しゃぶしゃぶコース・セットは10,000円~20,000円、すきやきコース・セットが1,000円~17,000円です。
花見小路店では各種定食(しゃぶしゃぶ・すき焼き・ステーキ・天ぷら等)が2,000円台~3,000円台でいただけます。今回のすき焼き弁当は花見小路店の商品です。テイクアウトの商品としては他に、天ぷら弁当とステーキ弁当、鰻弁当等があります。
十二段家さんの詳細につきましては、2019年4月11日のお昼に本店を訪ねた際の記事がございますので、そちらをご参照ください(2019年4月11日の記事へは、こちらをクリック)。
また、十二段家さんのホームページはこちらからご確認ください http://junidanya-kyoto.com/#top
今月も緊急事態宣言発出中のため、21日の東寺・弘法市、25日の北野天満宮・天神市ともに中止となりました。ソウルにはもう1年半以上行けていませんし、外食もなかなかしづらい状況ですので、残念ながらこちらのブログの記事も「昨夜の晩酌」ばかりになって来ています。その中で、こういった形ででもお食事処のご紹介を入れていこうと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。