大祓式(夏越祓)と水無月 2023
昨日お伝えした通り今日から3日間、伏見区竹田の京都パルスプラザで第86回京都アンティークフェアが開催されます。最終日の日曜日は晴れるようですが、今日明日は雨のようですね。京都アンティークフェアは会場が屋内ですので、天候の心配がないのはいいですね。
私はこれも昨日お伝えした通り、今日は6月30日ですので京都アンティークフェアには行かず、例年通り店に来る前に、八坂神社の茅の輪をくぐりに行って来ました。
今日は6月30日は1年のちょうど折り返しにあたる日で、多くの神社で「夏越祓(なごしのはらえ)」といって、茅の輪を立て、今年これまでの半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災・疫病退散を祈願してこれをくぐる茅の輪くぐりが行われます。
去年はカンカン照りの暑い中、茅の輪の前に行列ができていたため日向で待っているのが大変でしたが、今日は蒸し暑かったですが去年程のひどい暑さではなく、ちょうど雨もやんでおり人も少なかったのでよかったです。今年はここ数年に比べると、気温があまり高くなっていないので助かります。ここ数年は、6月末にもなると連日真夏日で、猛暑日になる日も多かったように記憶しています。
去年までは八坂神社でも茅の輪守りを買っていたのですが、今年はもう天神さんのだけにしようと思い、買いませんでした。しかしながら、去年受けた古いお守りを納めてくるのを忘れてしまったので、次にこれを納めに行った時に、また買ってしまうかも知れませんね(笑)。
疫神社(西楼門(四条通東のつきあたり)を入ってすぐのお社)の鳥居には、今年も茅の輪がかけられていませんでした(写真3番目)。新型コロナ禍の時期にはこちらにも茅の輪が掛けられていましたが、去年からなくなりました。元々祇園祭を締めくくる最後の行事である7月31日の疫神社夏越祭の時にかけられるものですからね。
今年も3種類の水無月を李朝の白磁祭器台皿にのせていただきました。4番目(最後)の写真、手前から白ういろ、黒糖、抹茶です。水無月は無病息災、邪気払いのため、京都では今日6月30日に食べる習慣があります。水無月の三角形の白ういろは暑気払いの氷を表したもので、上の小豆は悪魔払いの意味を表してます。私が子供のころは、土台が氷を象徴する白ういろの物だけでしたが、今は土台が抹茶味や黒糖味のものもあります。
水無月食べて今夏にも訪れるであろう猛暑に打ち勝とう!(笑)。皆様どうぞお体ご自愛ください。