五条坂陶器まつりと六道まいり
京都は今月に入ってから連日35℃越えの猛暑日が続いていますが、そんな猛暑の中、近所の五条坂で7日(水)から陶器まつりが始まりました。
清水焼発祥の地である五条坂一帯(東大路通~川端通)に、400程度の出店がある五条坂陶器まつりですが、その歴史は古く、始まりは大正9年にまでさかのぼるのだそうです。
現在は毎年8月7日~10日の期間、9:00~22:00まで開催されます。五条通の南北の歩道に出店されるのですが、最近は陶芸家というか陶芸家の卵のような人々が、南側歩道にたくさん出店されるようになりました。
お昼の12時過ぎ頃に見に行ってみたのですが、写真の青空からもご想像いただける通り、とにかく暑くて、写真を撮って早々に退散しました(笑)。人もあまり多くなかったですね。22:00までやっていますので、夕飯食べてから行かれた方がいいかもしれませんね。
こちらには、骨董の陶磁器は出ませんのでお間違えなく。日常の生活用陶磁器と露店ではなくお店の方では高級な清水焼の商品も見ることができます。
また、五条通を少し南に行けば、河井寛次郎記念館、さらに七条通りまで行けば京都国立博物館、三十三間堂もありますので、一緒に見学されてはいかがでしょうか。但し、くれぐれも熱中症にはお気を付けくださいね(笑)。
逆に、五条通を北へ松原通に行きますと「六道さん」の名で親しまれ「六道まいり」で知られる六道珍皇寺があります。
お盆には各家で先祖の霊をお祀りしますが、京都ではその前の8月7日から10日までの4日間に精霊(御魂 みたま)を迎えるために、こちら六道珍皇寺にお参りする風習があります。 これを「六道まいり」と言います。詳細を知りたい方は、六道珍皇寺公式ホームページをご覧ください。 http://www.rokudou.jp/
五条坂陶器まつりの起源は、六道珍皇寺の「 六道まいり」のお参りに来られるの人々を目当てに、日頃上品として売れない物を安売りした陶器市が始まりだったそうです。ですから、五条坂陶器まつりと六道珍皇寺の「六道まいり」は一体のお祭りとなっています。
また、五条坂陶器まつりを見学された際のお食事処として、昨年の秋にこちらのブログでご紹介した「はり清」さんを再度ご紹介しておきますので、ご確認ください。お昼の松花堂弁当がお勧めです。
(2018年10月24日作成の記事「京料理 はり清」へはこちらをクリック)
「はり清」ホームページ http://www.harise.com/