高麗青磁―ヒスイのきらめき
昨日は水曜日で定休日でしたので、大阪市立東洋陶磁美術館の特別展「高麗青磁ーヒスイのきらめき」を観に行ってきました。
大阪市立東洋陶磁美術館は、京阪中之島線の「なにわ橋」駅からが最も近いのですが、京都からですと「京橋」駅で乗り換えなければならないため、私はいつも「北浜」駅まで行って歩きます。徒歩5分以内です。
元々、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の高麗青磁だけでも、レベルの高い名品が数多くあるのですが、さらに今回の特別展は、大和文華館、国立東京博物館、大阪市立美術館、静嘉堂文庫美術館等の所蔵品も加えた250点が展示されています。
今回の特別展でよかったのは、撮影禁止の表示がある作品数点を除いては、写真撮影OK(フラッシュ使用不可)だったことです。撮影禁止の作品の数も思ったより少なかったです。今回の目玉、大和文華館所蔵の「青磁陽刻龍波濤文九龍浄瓶」(重要文化財)等は、当然撮影禁止かと思っていたのですが、なんと撮影可でした!しっかり写真撮らせていただきました。
また、今回の企画で面白かったのは、近代の高麗青磁の再現品の展示でした。行く前は期待していなかったのですが、見てみると本物の高麗青磁と見紛う程レベルお高いものもあり、実際に長く高麗時代の物として博物館に所蔵されていたものもあったようで、当時の高麗青磁再現に対する情熱と高い技術を知ることができました。
今回私が気に入ったのは下の写真2点、高麗青磁の枕と獏形の水滴です。双鶴が陰刻された枕は涼しげで、夏場これで寝たらいい夢を見てよく寝られそう。夢を食べるという獏の水滴を枕元に置いて寝れば、悪い夢を食べてくれるかな。もちろん、こんなレベルの高い高麗青磁を所有することなど、私にはできませんが、妄想だけは膨らんで行きます(笑)。