2019 終い弘法
21日です。弘法さんです。12月は年の最後の弘法さんで「終い弘法」と言い、正月用品などを売る露店も多く出るため、全国からの訪問客で賑わいます。
今日も開店前に行って来ましたが、土曜日ということもあって、やっぱりいつもより人は多かったです。朝8時過ぎに家を出て、9時前に東寺に着いたのですが、朝はやっぱり寒いですね。今年は暖冬のようで、お天気のいい日のお昼間は、12月とは思えないようなぽかぽかした陽気ですが、朝晩との気温差が大きくこれが体にこたえますね。インフルエンザも流行しているようですし、皆様もどうぞ健康管理にはお気を付けください。
東寺東門の前で、日本郵便の方が年賀状の販売をしていらっしゃいました。年賀状が売れないようですね。若い人を中心に年賀状を出さない人が増えていますからね。メールやLINEなどで済ましてしまう人が多いようですね。それと、以前は学校や職場で作成・配布されていた「名簿(住所録)」というものが個人情報保護ということで作成できなくなり、学校や職場の人の住所を知らないという状況も、大きく影響しているようですね。
私たちの若い頃はお正月と言えば、コタツでミカンを食べながら年賀状を読むのが楽しみでしたが、時代ですね。そういえば、コタツも最近はあまり使われなくなってきたと聞きますね。暖房器具としては、部屋のスペースを取るために、嫌われるようになったそうです。
弘法さんと関係ない話が長くなってしまいましたが、弘法さんの方はいつも通り、干し芋を買ってきました(笑)。ちりめんじゃこは25日の天神さんにしか、いつものお店は出なくなったので、そちらで買います。それと今日は「すぐき」も買いました。「すぐき」「すぐき漬け」は、すぐきかぶらの葉とかぶらを原材料にした京都の伝統的な乳酸発酵漬物で、酸味が特徴です。冬が旬の漬物で、この時期には出回ります。写真を載せていますが、実際に買ったのはこの店ではなく別の店です(笑)。写真のお店のものは、真空パックされていなかったので、真空パックのものを買いました。
今日も刀、ビリケンさんなど面白いものがありましたよ。刀は多分真剣なんでしょうね。着物はいつも人気がありますね。今日は500円のものも出ていましたね。
今日の骨董の収獲は、最後の写真の片口と高麗青磁の茶碗です。片口は口に共直しがありますが、口の形が珍しいです。普通、片口の口は、先の部分を斜めに切った形のものが多いのですが、これは筒のように垂直に切られています。また金継をお願いしなければなりません。青磁の方は、サイズが13.5~14.0cmと茶碗サイズです。いつものように一旦持ち帰って、煮沸して共直しがないか確認しなければなりませんので、店に出るとしても年明け以降でしょうね。片口の方は、来年の夏以降になるでしょうね。
今日もキム社長に干し芋一袋進呈しました(笑)。今日は終い弘法でお客さんも多いので、キム社長はたくさん売れてウハウハの1日でしょう。うちにも少し回ってきてくれると嬉しいのですが…。うらやましいです(笑)。