今日から5月(2020)
今日から5月になりました。例年ならゴールデンウィーク真っ最中で、京都は街中観光客でごった返し、道は歩き難い、交通機関は超満員で、家から出るのも鬱陶しくなるような日々が続いていたんですが、今年は一転、やはりこの大型連休に入っても街中はガラガラです。
これだけの国民の外出・移動の自粛努力にも拘らず、新型コロナウィルスの感染者数は、安定して来てはいるものの、期待したほどの成果は得られていないため、緊急事態宣言がおそらく5月末まで延期される模様です。まあ、現状では仕方がないでしょうね。あと1か月、みんなで頑張りましょう!まだしばらく、もらいメシ生活が続きそうです(笑)。ありがたいことですよね(笑)。50過ぎても親族からのもらいメシで生きる男(千鳥のノブ調で)です(笑)。
博物館や美術館は休館、町のお店もほぼ臨時休業、飲食店は臨時休業や時短営業、またはテイクアウトのみの営業等になっており、行くところもないですよね。写真のように、八坂神社は新型コロナウィルスの感染拡大の防止策として、4月29日~5月6日までのゴールデンウィーク期間中は、境内への立ち入りが出来なくなっています。私の知る限りでは、こんなことは初めてですね。とにかく初めてのことだらけです。
今月の京都の骨董関連行事の方も、「お知らせ」欄で既にお知らせのとおり、5月3日(日・祝)の京都東寺ガラクタ市と10日(日)の平安蚤の市の開催が中止となっています。21日の東寺・弘法市と25日の北野天満宮・天神市・については、まだ今のところ中止の発表はありませんが、緊急事態宣言の5月末までの延期が正式に決まれば、開催中止になる可能性は高いと思います。これらについては、また分かり次第、本ホームページ「お知らせ」欄で報告いたします。
また、古裂會の第112回オークションの下見会は、会場の「京都市勧業館みやこめっせ」の貸館利用が7月末日まで停止されたため、予約下見会を5/27まで延長し、古裂會本社にて対応するとのことです。詳細については古裂會ホームページにてご確認ください。(古裂會ホームぺージ:https://www.kogire-kai.co.jp/)
そんな訳で、今月もこちらのブログのネタがなかなか見つかりそうにありません。ちなみに、2番目の写真の茅の輪は、昨年6月25日の北野天満宮のものです。
最後の写真の絵は「アマビエ」というものです。八坂の塔の坂にあるお土産物屋のガラスにテープを貼り付けて描かれたものです。アマビエは、日本に伝わる半人半魚の妖怪で、光輝く姿で海中から現れ、豊作や疫病などの予言をすると伝えられているそうです。江戸時代後期の肥後国(現在の熊本県)に現れ「私は海中に住むアマビエなり」と名乗り「これから先、豊作が続くが疫病も流行する。私の姿を絵にして人々に見せるべし」と予言し、海へと帰って行った、という旨の内容が当時の瓦版に挿絵付きで書かれているそうです。
このアマビエは、アニメ・ゲゲゲの鬼太郎にも登場していたようで、妖怪ファンには知られた存在だったようですが、この度のコロナ禍で「疫病退散にご利益があるというアマビエの力を借りよう」「コロナウィルス対策としてアマビエのイラストをみんなで描こう」との発想から、このアマビエの絵を描くことがひそかなブームになっているようです。厚生労働省の新型コロナウィルスの感染拡大阻止を呼びかけるアイコンにも、アマビエのイラストが使われています。
(厚生労働省ホームぺージ「新型コロナウィルスの感染症について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)