祇園祭前祭 山鉾なしの巡行
昨日17日は祇園祭のメインイベント前祭の山鉾巡行、一昨日16日は宵山と、例年なら京都市内は観光客でごった返すところですが、今年は新型コロナ禍で全ての行事が中止となったため、街は全く静かなものでした。
そのため今年の巡行は、前祭を行う山鉾保存会代表者らが京都市の四条通烏丸交差点から八坂神社四条御旅所まで、榊を手に徒歩で巡行し、御旅所で八坂神社に向かって遙拝したようです。
一方、神事である神幸祭の方も神輿の渡御は行なわず、八坂神社から御旅所まで神輿なしの行進のみを行ったようです。閉店後に実家に寄る際に、八坂神社から四条通を西に歩いていく姿を、ちらっとだけ見ましたので。
祇園祭には毎年実家でお寿司の松花堂弁当をいただきます。山鉾巡行も神輿渡御も中止でしたが、今年もお祭りのお寿司だけは例年通りいただきました。以前こちらの記事でもご紹介した千登里亭で、毎年出前をとります。祇園祭のお寿司ということで、例年鱧の湯引きが何らかの形(お造り・お寿司・お澄まし等)で入っていたのですが、今年は無かったのがちょっと残念でした。以前も言いましたが、ここのお寿司美味しいです。隠れた名店です。お店は東山区の団栗川端東にあります。2019年1月9日の記事をご参照ください(2019年1月9日の記事へはこちらをクリック)。
新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化し、緊急事態宣言が出されて以降のここ数ヵ月、こちらの記事のネタが食事(料理)ネタに偏重してしまっており申し訳ございません。しかしながら、本当にネタがないんです(笑)。先日「お知らせ」欄でお伝えしたとおり、今月も21日の東寺・弘法市と25日の北野天満宮・天神市は開催の中止が決定しています。これでもう、新型コロナ禍により開催中止が4か月続いています。今月も金社長に会うことができませんね。こちらの方も心配です。
感染者数の方も、東京では連日200名超えの感染者が出ていますし、東京だけでなく全国的に感染者数が増加しています。京都もここ一週間ほどは、毎日10人前後の感染者が出ていますからね。
そんな中、来週22日(水)から政府の観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンが東京都を除外して開始されることが決定しましたね。確かに、観光業界の業績の悪化は深刻ですし、何らかの支援は必要だとは思いますが、感染が拡大する中、ここで人の移動が増えれば当然のことながら、さらなる感染の拡大が心配されますし、そもそも東京を除外して実施したのでは、効果も半減するのではないでしょうかね。給付金の追加など、他の方法での支援の方がよかったと思いますけどね。
新型コロナ禍については、いつ収束するやら先が見えませんね。ワクチンか特効薬が開発され実用化されるようになるまで、1年か下手したらまだ2年ぐらいの長期戦になる覚悟が必要かも知れませんね。どうなりますことやら。心配です。