終い天神 2020
新型コロナウィルス感染者数の増加が止まりません。昨日は全国の新規感染者が3,700人台に。京都は107人と、ついに新規感染者数が100人越えの過去最高です。年明けにはどうなってしまうのか、本当に心配です。
そんな中、本日25日は天神さん、しかも今年最後の「終い天神」ですので、行って来ましたよ。先の弘法さんと同様、年の最後の終い天神だったのですが、こちらもやはり、出店、人の出共にさみしかったですね。しかも、お天気の方が朝から小雨。天気予報では、今日は降るとは言ってなかったんですが。早朝に降って、バスで移動中にまた振り出しましたが、幸いにも私がバスを降りた時には、雨はやんでいました。今日は折り畳みの傘も持っていなかったので、本当に幸いでした。
楼門には、例年通り来年の干支の超大型絵馬がかかっていました。来年は丑年(うしどし)なんですね。最近の若い人の中には、干支(十二支)が分からない人も多いと聞きますね。私たちは「ネ、ウシ、トラ、ウ、タツ、ミ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イ」とおまじないのように唱えて覚えてましたがね(笑)。最近の若い人の中には「ネって猫?」「ミってなんだ?」みたいな人もいるみたいな話を聞きますね(笑)。
本来の終い天神は、終い弘法と同様に正月用品を求める来客で賑わうのですが、やっぱりコロナ禍の今年はさみしいものです。感染拡大の中、弘法さんや天神さんに出かけていますが、これらのイベントは屋外で、しかも密になるような場所は、今年に限って言えばありません。なので、私としてはマスク着用で、消毒薬が設置してあるのを見つけたら、頻繁に手消毒をし、帰宅後は手洗いをする、といった対策で大丈夫だと思っています。
例年は、一の鳥居から楼門までの参道は密になることもありましたがね。今日は参道も御前通もその西側の境内の道も、人はまばらでしたね。もちろん、猿回しも行われていませんでした。人が集まるのはダメですからね。
楼門のところで、正月のお飾りを売っているお店がありました。以前はお正月に、こういった物を玄関や部屋にも飾ったのですが、今はこういった物や門松すらもあまり見なくなりましたね。
今日も縁起物の「大福梅(おおふくうめ)」を買ってきました。北野天満宮の境内で育てた梅の実を塩漬けし、土用干ししたものです。元旦にこれを入れたお茶を飲み、1年の無病息災と長寿幸福を願います。その起源は、平安時代に当時の村上天皇が病に伏された際、梅入りの茶を飲まれたところ、たち所に平癒されたことから、王服(おおふく)と称して毎年元旦にこの茶を服されるようになったことにあるとのことです。
例年はこれを、周りの方々にも差し上げていたのですが、今年はもう年末に人に会う予定もありませんので、少し買い控えしました(笑)。その代わり、今年はお正月に無病息災を祈り、玄関などに吊るす「守護縄」も買ってきました。今年はこれらを、ほぼ身内だけに配ります。
それともう一つ、ちりめんじゃこも忘れずに買いましたよ。今年最後のちりめんじゃこです。以前は弘法さん・天神さんの両方の市に店が出ていましたが、今は天神さんだけになってしまいましたので、貴重なジャコになりました(笑)。
今日もキム社長の姿を見ることはできませんでした。来年のいつ頃、また弘法さん・天神さんで会えるでしょうか。ソウルにもいつになったら行けるでしょうか。来年中には、コロナ禍が収束してほしいですよね。ワクチンには不安が多いですし、特効薬の開発が望まれるところですよね。いつになるのでしょうか。