北野天満宮 御誕辰祭 2021
本日25日は、北野天満宮の天神市の日なのですが、昨年同様、今年も新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、市の方は開催中止となりました。しかしながら、6月25日は菅原道真公のお誕生日の祭典である御誕辰祭で、楼門の大茅の輪くぐりや本殿前の茅の輪くぐり等は、今年も例年通り行われました。それにしても、まさか去年の時点では、コロナ禍がこれほど長期間続き、今年の6月の天神さんまでが中止になるとは、全く想像もしていませんでしたね。
朝店を開ける前に行ってきましたが、市が中止になって露店も全く出ていませんでしたので、昨年と同様に境内の参道も広々としていましたね。来客もちらほらという感じでしたね。
御誕辰祭には、真夏を迎えるにあたり楼門に欠けられた大茅の輪(京都最大)をくぐって無病息災を願う「大茅の輪くぐり」が行われます。これまでモラルのない参拝者達が大茅の輪の茅を引きちぎって持ち帰えるため、お昼までには大茅の輪が竹の枠だけになってしまうという、情けないことが続いていました。しかし昨年からは、茅の付いた小さな茅の輪を「茅付 茅の輪守」として販売し、大茅の輪の茅をとらないようにと神社の人が注意するようになっていました。お陰様で、今年も大茅の輪は無事でした。4番目の写真は、拝殿前に設置された小さめ(これで普通サイズです)の茅の輪です。
今年も茅の輪が無事だったことは、大変良かったのですが、写真でお気付きのことと思いますが、今年の茅の輪は大茅の輪も本殿前の茅の輪も、色が枯れた茶色の茅の輪になっていました。例年ですと、青々とした茅で編まれているのですが。実は、今年は大茅の輪を6月9日より楼門に設置し、10日より大茅の輪くぐりが開始されていたのです。そのため、枯れた茅の茅の輪になっていたのですが、やっぱり天神様のお誕生日の御誕辰祭には、新しく編み直して欲しかったですね。ちょっと残念でした。
今年も例年通り厄除け・病気除けの「茅の輪守」を買ってきました。今年もこれを周りの人たちに配ります。今年はお値段の方が去年までの350円から500円に値上がりしていました。こちらも、ちょっと残念でした(笑)。