中秋の名月 2021(秋夕 추석 チュソク)
今日は十五夜、中秋の名月ですね。今年の中秋の名月は満月と重なったとのことで、これは8年ぶりのことのようですが、残念ながら今夜は雲が厚く自宅からはお月様が見えませんでした。
韓国では中秋の名月(旧暦の8月15日)を추석(チュソク 秋夕)と言って、その前後1日を含む3日間が連休になります。今年は9/20(月)・21(火)・22(水)と3連休で、その前が土日なので5連休ですね。これは韓国の人たちが大変喜ぶパターンです(笑)。
この期間は都会に住む人もみんな故郷に帰り、本家に親族が集まり祭祀や墓参を始めとする先祖の供養を行なうことは、これまでにもご紹介した通りです。毎年この秋夕と旧正月は、韓国内では帰省のため大移動で交通が大混雑していましたが、コロナ禍の今はどうなんでしょうかね。
今年も月見団子を李朝の祭器(白磁祭器面取台皿)に盛ってみました。今回の祭器は高台が面取りになっており、高台が普通より高めなのが特徴です。関東の月見団子は真ん丸の形のもののようですが、関西の月見団子は、写真のような餅にこしあんを巻きつけたものです。これは里芋をイメージしたものだそうで、平安時代に中国から月見の文化が伝わって来た当時は、芋をお供えするのが一般的で、その名残で里芋に似せた月見団子になったのだそうです。
元々あんこはこしあんのものですが、最近は粒あんのものもあります。今日見たお店では白あんのものもありましたね。私は粒あんが好きなので、今日は粒あんとこしあんを1個ずつ買いました。
また、今日21日は東寺・弘法市の開催日でしたが、今月も中止となりました。25日の北野天満宮・天神市の開催中止も既に「お知らせ」欄でご報告したとおりです。ここのところ、日々の新型コロナ新規感染者数も減少傾向にありますので、来月にはまた再開されることを期待しています。
追伸
夜12時過ぎに物干しに出てみると雲が切れて満月のお月さまが見えました。しかしながら、もう日付が変わっていたので、私が見たのは中秋の名月では無いということになるんでしょうね、多分(笑)。まあそうだとしても、きれいな満月でしたからね。見られて満足しています。